2013 Fiscal Year Research-status Report
緑茶が及ぼす脳外傷局所に出現する神経幹細胞の成熟、分化への影響に関する研究
Project/Area Number |
24501009
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
佐藤 隆夫 近畿大学, 医学部附属病院, 教授 (70162443)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 敬夫 近畿大学, 医学部, 助教 (00441006)
伊藤 龍生 近畿大学, 医学部, 講師 (40330245)
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Keywords | 緑茶 / カテキン / 脳外傷 / 酸化ストレス / 神経保護作用 |
Research Abstract |
(目的) 緑茶は世界で広く飲用されており、その主成分は (-)-epigallocatechin gallate (EGCG)であり、抗酸化作用を有することが報告されている。先に我々は、脳外傷後にフリーラジカルが産生され、フリーラジカルにより神経細胞のアポトーシスと脳機能障害が誘導されることを報告した。今回、ラット脳外傷モデルを用いてEGCG飲料による脳外傷後の神経保護作用と脳機能の改善効果を組織学的、生化学的及び行動学的手法を用いて調べることを目的とした。 (方法) 6週齢Wistar rats に0.1%ECGC(ECGC群)またはwater(water群)を与えて飼育し、10週齢でpneumatic control injury device(現有機器)を用いての大脳表面に脳外傷を与えた。脳外傷を受傷させ、ラット脳外傷モデルを作製した。その後、water maze試験を行い評価し、それらラットを屠殺し組織染色を行った。 (結果)EGCG飲料群でwater群に比較し脳機能の有意な改善を認めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りに進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
緑茶飲料モデルラットを順次作製し、記憶学習の効果や組織学的変化の確認を早急に行う。さらにそれらに伴い成長因子の誘導効果を調べる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
抗体などの実験試薬の購入が遅れた為 早急に使用する実験試薬の購入を進めて実験を行う。
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Research Products
(1 results)