2012 Fiscal Year Research-status Report
非相同末端結合におけるNBS1の分子機能と染色体不安定化のメカニズム
Project/Area Number |
24510070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
加藤 晃弘 京都大学, 放射線生物研究センター, 研究員 (70423051)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | DNA修復 |
Research Abstract |
本研究計画はNBS1と結合する新規タンパク質の同定を前提としており、その新規タンパク質の機能解析を通してこれまで未知であった放射線損傷応答機構を明らかにしようとするものである。従って、NBS1結合タンパク質の同定が何よりも先決すべき課題である。当該年度はNBS1結合タンパク質を免疫沈降と質量分析により同定する方法の確立を行った。放射線照射によってNBS1との結合が変化するタンパク質はこれまでほとんど検出できず、またバックグラウンドとシグナルとの比があまり高くなかったが、タンパク質発現量の改善を行う事で、これまで検出できていなかったタンパク質の検出が可能となり、新規NBS1結合タンパク質の同定に向けて見通しが明るくなった。また、免疫沈降ビーズの洗浄方法を改良する事でシグナル/バックグラウンド比も改善され、ポジティブなシグナルを拾える確率が高まった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究目的の達成のため、当該年度中にNBS1結合タンパク質の同定を行う計画であったが、同定にまでは至らなかった。しかし、同定のための下準備は整い、予備実験も完了することが出来たので、次年度初頭には新たなNBS1結合因子が同定できるものと期待される。従って、やや遅れ気味ではあるが大幅に遅れる事無く進行していると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究開始当初の予定では当該年度にNBS1結合タンパク質を同定し、翌年度からの二年間でタンパク質の機能解析を行う計画であった。計画はやや遅れ気味ではあるものの、当該年度の翌年度初頭には当初の当該年度の実施計画が完了できると予想される。従って、その後のおよそ1年半~2年間でタンパク質の機能解析を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当該年度の実施計画であった新規NBS1結合タンパク質の同定のため、実験方法の改善・改良に時間が費やされ、当該年度中には本来の同定実験までに至らなかった。そのため当初実施予定であった実験が行えず、次年度に使用する予定の研究費が発生した。当該研究費は当該年度に実施予定であった同定実験を翌年度に行う為に使用し、翌年度の研究費は当初の予定通りタンパク質の機能解析のために使用する。
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Research Products
(2 results)