2017 Fiscal Year Annual Research Report
Study on development of teaching materials for communication and training in cross cultural conflict case
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24520567
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
園田 智子 群馬大学, 国際センター, 講師 (10455959)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 異文化間コミュニケーション・トレーニング / アサーション / 葛藤 / 日本人大学生 / グローバル人材育成 / 教材開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終年度となった平成29年度は、これまでの研究成果を発表し、さらに研究調査結果を基にした教材開発を行い、その教材を試用し効果を検討する期間であった。 期間の前半には、異文化間教育学会第38回大会において「日本人大学生の海外経験における異文化間コンフリクトーアサーション・トレーニング教材作成の試みー」として教材開発の途中経過を報告し、学会員から多くの反響と示唆をもらった。そのうえで、期間の後半にかけて、具体的な描画を中心としたアサーション教材の開発をすすめ、平成29年度後期には、教材の試案を用いて、一般教養科目の講義、及び、海外渡航前の希望者(日本人大学生)に、アサーティブコミュニケーショントレーニングを実施した。トレーニングはそれぞれ3回実施し、アサーションの概念や基本的なスキルを学ぶとともに、具体的事例を検討し、英語でのコミュニケーションをロールプレイで学んだ。学生からは、アンケートによってフィードバックを得た。教材開発に関する詳細及び、学生からのフィードバックは、それぞれ、群馬大学国際センター紀要論文、及び異文化間教育学会第39回大会発表(平成30年6月発表予定)で、研究結果をまとめ、公開する。 教材については、最終的に、冊子『具体的事例と会話例で学ぶ 言いたいことをはっきりと話そう-渡航前アサーショントレーニング-』に約60ページのコミュニケーショントレーニング教材としてまとめた。成果物として印刷製本を行い、教材は、広く大学の海外派遣の担当者や同様の研究に興味のある研究者へ配布し、また、今後、研究者の所属する大学において、異文化間コミュニケーション科目の講義などで使用していく予定である。
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Research Products
(3 results)