2012 Fiscal Year Research-status Report
効果的な第二言語習得の為の英語タスクの選択による動機と言語出力関係
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24520600
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Otaru University of Commerce |
Principal Investigator |
サーマン ジョン フィリップ 小樽商科大学, 言語センター, 准教授 (90432583)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 英語タスクの選択による動機と言語出力 |
Research Abstract |
本研究は、Task-based Language Teaching(タスクによる言語学習)とモチベーションのつながりについてを明らかにすること目的としています。今後、TBLTとモチベーションを組合せた研究は、さらに価値のある研究になっていくことでしょう。なぜならこの組合せによる学習方法は、教師にとっては簡単な授業運営で、学生が自然に質の高い第二言語を習得できるという画期的なものだからです。この組合せによる研究を続け、全国のLL教室や言語学習情報室でも使える教材開発することにより、誰でも簡単に第二言語を習得するチャンスを得るようになると考えています。 今年度は、地元高等学校の先生の協力を得て学習内容の録音とアンケート調査を行いました。研究の方法として、TBLTの理論に基づいて2種類のタスク(Descriptive{描写するタスク}、 Narrative{ストーリータスク} )を作成し、それぞれのタスク毎に2種類のトピックを用意しました。そして学生にはひとつのタスクに対して、次の2種類の選択レベルを設定しました。レベルIは「トピックの選択肢なし」、そしてレベルIIは「トピックの選択肢あり」です。従って学生は併せて4回タスクを行い、一つは選択の量とタスクを行うモチベーションの関係について調べます。 まず、8月に協力を得られた高等学校で模擬(パイロット)研究を行い、録音システム、アンケート、授業の仕組みや研究のながれを確認しました。その後、学生が使うタスク課題などを収集し、高等学校の担当先生の協力を得ながら、資料を徹底的に作成しました。11月と12月の期間で本番研究を(4クラス×4回の計16回)行い、実施したタスク及びアンケートと会話録音のデータを得ることができました。データ収集終了間後は、データを纏めて、分析の準備を行いました。収集したデータは整理し次年度以降分析を行います。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
24年4月に提出した交付申請書に「平成24年度の研究実施計画」をこの通り書きました: 「①高等学校の選択:対象となる高等学校の選択および調査内容の説明;②研究材料の作成:対象となる高等学校に適したタスクおよびアンケート等の内容検討および作成;③調査の実施:タスクとTBLTの組み合わせによる学習内容の録音およびアンケート調査の実施。対象となる高等学校の2クラス、各4回実施予定;④収集:実施したタスクおよびアンケート等の収集;⑤データ化:収集したアンケートのデータ化および収集した会話の録音テープの整理」 以上すべてを成し遂げられました。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度の期間中に以下を完成します: ①テープ起こしと分析 録音テープのテープ起こしおよび分析;②アンケートの分析 アンケートデータの分析
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年はデータ分析を進めるため,テープ越こしサービスの利用料に使用します。また,報告書作成のために使用します。
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