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2013 Fiscal Year Research-status Report

英語自律学習の効果を最大限に引き出すための最適教材選定システムの開発

Research Project

Project/Area Number 24520617
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

竹蓋 順子  大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00352740)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土肥 充  千葉大学, 言語教育センター, 准教授 (00323428)
高橋 秀夫  千葉大学, 言語教育センター, 教授 (30226873)
与那覇 信恵  文京学院大学, 外国語学部, 助教 (30522198)
Keywords教育評価・測定
Research Abstract

本研究は、学習者の興味、ニーズ、そして習熟レベルに合致した3R教材が短時間で選定される実用的なシステムを開発することを目的として開始された。そして開発されたプロトタイプのシステムを平成25年度後期に共同研究者の所属する大学(3大学)にて試用した結果、従来の教材選定作業との比較で以下のような特長が認められ、試用者からは概ね好意的な評価を得ることができた:(1)「習熟レベル」あるいは「興味やニーズ」だけでなく、双方を考慮に入れた教材が選定されるようになった、(2)診断テストの受験時間が従来の約4分の1に短縮された、(3)診断テストを受験してからその結果が提供されるまでの時間が大幅に短縮された、(4)診断を受ける時間と場所に関する制約がなくなった。
また、参加者に試用した感想を尋ねたところ、「市販のリスニングテキストや、授業で使われているテキストと比べ、臨場感があり、内容も大学での勉強法、研究室、一人暮らしについてなどと非常に自分にとって身近な内容であったので、このソフトを用いると今まで以上に英語が実践的に学習出来ると思った」、「週2コマの少なすぎる英語学習時間を増やすためにこの教材選択ナビゲーターで推奨された教材などe-learningによって基礎能力を養う機会があり、教室ではリアルタイムに他人と英語を用いたコミュニケーションを取る練習ができれば嬉しい」など、教材選定システムや教材に対して好意的に回答する学生が多数を占めた。
本システムにはまだ改修の余地が残されていることが分かったものの、外部テストのリスニングセクションスコアと診断レベルの間に相関が見られ、「診断システムを通して自分に適していると選定されたものを是非やってみたい」などと学習に対して前向きに動機づけられた学生が多数を占めたことなどから、本研究の目的の一部は十分に達成されたと判断した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

プロジェクト2年目であったが、教材選定システムのプロトタイプが完成し、それを試用した結果、いくつか改修すべき点が見つかりはしたが、精度の高いシステムとなっていることが明らかとなったため。

Strategy for Future Research Activity

今後は、必要なシステム改修と並行して中長期的に追跡調査を行うことで、判定フローやアイテムバンクの質と精度を高めていきたい。
その他、関連する学会や研究会に出席し、本研究の経過発表を行うと共に情報交換を行う予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

プロトタイプシステムの試用者が計画通りには集まらなかったため。
平成26年度にプロトタイプシステムを改修するので、改修後に行う試用実験への参加者への謝金として使用する計画である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2013

All Journal Article (2 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 大学英語教育の可能性についての一考察2013

    • Author(s)
      竹蓋順子
    • Journal Title

      英語教育の新しい潮流(言語文化共同研究プロジェクト2012)

      Volume: 1 Pages: 9-18

  • [Journal Article] 大学生の海外留学を成功させるために英語教師がすべきこと―真のグローバル人材の育成を目指して―2013

    • Author(s)
      竹蓋順子
    • Journal Title

      平成24年度TOEFL-ITP実施に関する報告書―結果と分析・考察―

      Volume: 1 Pages: 23-30

  • [Presentation] 英語リスニング教材の効果を最大限に引き出すための教材選定システムの開発2013

    • Author(s)
      竹蓋順子,土肥充,与那覇信恵,高橋秀夫
    • Organizer
      大学ICT推進協議会2013年度年次大会
    • Place of Presentation
      幕張メッセ国際会議場
    • Year and Date
      20131218-20131218
  • [Presentation] A Validity Assessment of the Comprehensive CALL System Developed on the Three-Step Auditory Comprehension Approach2013

    • Author(s)
      Takefuta, Junko, Mitsuru Doi, Nobue Yonaha, Hideo Takahashi
    • Organizer
      WorldCALL2013
    • Place of Presentation
      Glasgow, Scotland
    • Year and Date
      20130711-20130711

URL: 

Published: 2015-05-28  

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