2014 Fiscal Year Research-status Report
高等学校外国語科における活用型学習を通した思考力,判断力,表現力の指導と評価
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24520620
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
今井 裕之 関西大学, 外国語学部, 教授 (80247759)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 達弘 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (10240293)
柳瀬 陽介 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70239820)
松井 かおり 朝日大学, 経営学部, 准教授 (70421237)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 創造的言語使用 / タスク中心の指導 / improvisation |
Outline of Annual Research Achievements |
高等学校外国語科における活用型学習を通した思考力,判断力,表現の育成に関する平成26年度の研究実績について,以下の出版および研究発表を通して成果の公表を行った。 (出版)1)「外国語教育においてコミュニケーション教育は可能か」『第2言語習得研究と英語教育の実践研究』山岡俊比古先生追悼論 文集編集委員会 開隆堂出版に収録,2)「スピーキングの評価」『全国英語教育学会40周年記念特別誌 英語教育学の今―理論と実践の統合―』全国英語教育学会に収録,3)「英語科の「言語活動」は他教科と別物ですか?」Teaching English Now Vol 29 三省堂 (口頭発表)1)「中高生のスピーキングパフォーマンス評価パフォーマンスを学びに(招待講演)」公開シンポジウム神田外語大学 2)「偶発的,即興的に生起する学びの探究:明日の教育をパフォームするための実験的発表(共同発表)」日本教育心理学会第56回総会神戸国際会議場 今年度行った以上の研究活動を通して,本研究が掲げている4点(1)指導目標と指導内容の開発(思考力,判断力,表現力の目標と評価規準,統合的な言語活動教材開発),2)評価方法の開発,3)教師間連携,4)協働学習授業実践)に関する研究開発の成果まとめをおこなったが,このうち(2)に関して評価方法と指導の一体化(4)協働学習による思考力/判断力/表現力の育成に関しては,一定の研究成果をあげ,学会等でまとめを発表し,中高等学校英語教員への研究会,研修会を通して還元することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
最終年度にあたる26年度には,国際学会での研究成果発表を計画していたが,研究の完成度が不十分であったこと,学会開催日と校務との重なりもあり果たせなかった。それに伴い,延長申請を行い27年度中に,国際学会(大韓民国)での研究発表および国内全国レベルの学会での発表を予定しており現在準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度中に,国際学会(開催地大韓民国)での発表,および国内全国レベルの学会での研究発表が受理されている。これらのほか,研究成果の学校教育現場への普及,研究の還元を目的として,中高等学校の教員との共同による研究成果発表,研修会の開催,および論文,報告書による成果のまとめを今年度中に行う予定である。
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Causes of Carryover |
国際学会での研究成果の発表を,26年度中に計画していたが,成果のまとめが不十分であったことと,学会開催日と校務との重複があったため次年度に延期し,当面の成果を国内学会での発表にとどめたこと。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
現在までに,27年度中の研究発表(国内1,外国1)が予定されている(発表は確定)ため,その旅費にあてたい。
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