2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24520623
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
G・M McCrohan 香川大学, 大学教育基盤センター, 講師 (20448351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PAUL G. BATTEN 香川大学, 教育学部, 准教授 (70403772)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | communication strategies |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はコミュニケーション方略の明示的指導が学習者の方略使用に与える影響を報告し、彼等の方略使用における変化を観察し、さらに方略使用に対する彼等の自信の変化を報告することをその目的とする。共通教育で提供された授業を受講する4つのグループの学生, 合計で298学生,が調査に参加した。2つのグループはコミュニケーション方略の明示的指導を受け、残りの2つのグループは授業内のコミュニケーション活動を通してコミュニケーション方略に接した。最終調査期間 (学年2014-2015)中にデータ収集を3回実施した。 調査はアンケートの形で行い、調査参加者にどのような方略を使用したか、どれくらいの頻度で方略を使用したかを報告させた。 この3年間の研究の最終結果とCSsを教えるために用いた教授法は、2014年8月に広島で行われた第53回JACET国際会議と、2015年愛媛大学で開催されたJALT松山会議で(招待発表者?として)発表された。 分析の結果どのグループも3年間の調査期間中により多くの種類のコミュニケーション方略を使用するようになっていることが明らかになった。しかし明示的指導を受けたグループの方が方略使用の頻度が大きく上昇していた。しかしながらあるタイプの方略 (shadowing と word coinage) についてはその使用頻度が増えることはなかった。調査参加者はそれらの方略を自信を持って使用することができなかった。 また、学習者は、対話者の上下関係に応じて、自分たちの発話言語を切り替えることができず、CSsの練習に合わせて語用論的能力の訓練も必要であることも分かった。
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Research Products
(4 results)