2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24520627
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
HOUGHTON S.A 佐賀大学, 文化教育学部, 准教授 (00382416)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
リヴァーズ ダミアン 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (00515455)
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Keywords | ネイティブ・スピーカリズム |
Research Abstract |
HOUGHTON:1.データ分析: 未来の理想的語学教師のヴィジョンを探求するため、異文化コミュニケーション能力、リンガ・フランカとしての英語、さらにワールド・イングリッシズについて各方面の専門家24人とインタビュー(メール交換)の実施・分析。2. 2014年度、ネイティヴ・スピーカリズムについてのシンポジウムを2つ企画。(1)ダラム大学, イギリス (4月28日).講演者 7人(Michael Byram 等)(2)佐賀大学(9月28-30日).講演者34人 (John Maher, 日野信行, Andy Kirkpatrick等) RIVERS: Eメールインタビューを行う。去年のものと合わせ、プロジェクトに必要なデータは収集完了。イギリスの大学(修士課程など)に在学の多数の「研修中の教員」と連絡が取れ、分析のカテゴリーに「研修中の教員」を含める。年の後半は、日本での「ネイティブ・スピーカー」教員という語の使用の歴史的背景を調査、分析。これは2014・2015年の発表に使う。また、「ネイティブ・スピーカー」教員雇用の日本の大学規定に関する資料収集。JREC-INに掲載の3百以上の募集要項の分析は新たな視点をもたらす意味で重要。 HASHIMOTO:2013年5-6月:アンケート準備。7月:パイロット・スタディ実施(オーストラリア)。8月:調査参加者確保のための連絡。9月:クイーンズランド大学(UQ)倫理審査準備。10月:UQ倫理委員会に書類提出。10月21日認可。アンケート配布開始。11月:Eメールインタビュー(16名)・直接インタビュー(16名日本)。12月-2014年1月:データ仕分け。2014年度オーストラリア・アジア研究学会(ASAA)(7月)学会発表要旨提出。2月:ASAA学会発表要旨、受理。2-3月:データ分析。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
HOUGHTON:(1)予定の専門書(共著)執筆のための十分な資料が研究A-C(オリジナル提案参照)において収集を終えた。そこで研究D,Eは割愛する。(2) ネイティヴ・スピーカリズムについての2つのシンポジウムの企画を進行中。(3)シンポジウム・プロシーディングに基づき、国際的な出版社から専門書1-3冊(共編)を出版予定。(4)AILA World Congress 2014 にて、我々のパネル提案が受理された。 RIVERS: 当初の目標達成。2014年に佐賀大学で開催のネイティブスピーカリズムについてのシンポジウムをホートン、橋本と共同計画。2014年オーストラリア、ブリスベンで開催のAILA世界学会でのパネル発表の準備。橋本と大阪でプロジェクトについて協議。歴史的背景についての文献を去年から引き続き検索。このプロジェクトに関連した出版、発表多数(リスト参照)。質的データ分析を更に進めたいが、データが膨大である分、時間が必要。 HASHIMOTO:予定していたアンケート・インタビューを想定以上の数の参加者(32名)に実施することができた。半数の参加者と日本の各地(東京、埼玉、大阪、京都、兵庫、佐賀)で直接面接することができ、そのうちの数人が9月のシンポジウムの参加の意思を示している。また、国際交流基金〔四谷本部〕、東京大学〔駒場〕PEAKなどを訪問し、最近の動向に関する識者の意見を聞くこともできた。集まったデータは非常に興味深い材料を含んでおり、データ分析の結果が待たれる。
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Strategy for Future Research Activity |
HOUGHTON:1.データ分析 2.シンポジウム(ダラム大学): (プレゼン2回/シンポジウムマネージャー) 3. AILA世界学会 (プレゼン/パネルマネージャー) 4.シンポジウム(佐賀大学) (プレゼン/シンポジウムマネージャー) 5.専門書の提案 (Houghton, Rivers & Hashimoto):(1)予定のテーマの専門書(共著)を、国際的な出版社から1冊出版予定。(2)シンポジウム・プロシーディングに基づき、国際的な出版社から専門書1-3冊(共編)を出版予定。 RIVERS: 引き続きデータ分析を行い、2014年のオーストラリア、ブリスベンで開催のAILA世界学会、及び佐賀大学で開催のネイティブスピーカリズムについてのシンポジウムでの発表に備える。2014年CLaSIC国際学会(シンガポール国立大学で開催)ではJREC-INから集めた雇用規定についてのデータも合わせて発表する予定。また、ホートン、橋本と共同でプロジェクトについての本を1-4冊企画準備。 HASHIMOTO: 2014年4-5月:データ分析。6月:7月にオーストラリア、パースで開催されるオーストラリア・アジア研究学会(ASAA)発表準備。7月:ASAA学会発表。8月:オーストラリア、ブリスベンで開催されるAILA国際学会でパネル発表。 9月:佐賀大学で開催されるシンポジウム企画・参加。10-12月:シンポジウムをまとめた本のための論文執筆。2015年1-3月:2-4冊目の本のための論文執筆〔本の題名、焦点等は9月のシンポジウムで協議〕。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
残高 108,923 円は、物品費及び旅費の経費が縮小したため 108,923 円: 佐賀シンポジウムの経費に組み入れる予定
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Research Products
(16 results)