2014 Fiscal Year Annual Research Report
若者の国際競争力を高める ―「5つの提言」の具体的施策を練る―
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24520690
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Research Institution | National Institute of Technology, Toyama College |
Principal Investigator |
清水 義彦 富山高等専門学校, 一般教養科, 教授 (90548322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡崎 浩幸 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (20436801)
荻原 洋 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (40152409)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際協働学習 / 授業デザイン / 5つの提言の具体的施策 / ICT活用 / 若者の国際競争力 / 英語コミュニケーション力 / アメリカ合衆国 / タイ王国 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの3年間の研究の目的は、文部科学省が2011年6月30日に出した「国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策」に沿って、新学習指導要領を踏まえ、学生のモチベーションと英語コミュニケーション能力を向上させる授業デザインを開発し、高等学校現場で機能する授業デザインに落とし込むことであった。 平成24年度は、ICTを取り入れた協働学習の環境整備、改善を行った。具体として、アメリカの2大学(米国カリフォルニア大学アーバイン校とオレゴン州パシフィック大学)の大学生との1対1交流学習に向けてコンピュータ室の環境整備し、交流校と1対1でのディスカッションを試行し、ICTを効果的に活用した協働学習の授業デザインの基礎を構築した。教育効果の測定については、2年目の平成25年度から実施する予定にしていたが、初年度から試みた。 平成25年度には、前年度にまとめた国際協働学習の授業デザインを1年かけてその効果測定を行った。その指標として、1.国際競争力を支える25の力、2.英語コミュニケーション力の2つを統計処理、客観テストを使い数値化し、数値が大きく伸びていることを明らかにし、学会発表し、論文にまとめた。 最終年度は、最終ゴールとして、過去2年の成果を高校現場で使えるものにブラッシュアップするため試行実験を富山県内の4校で行った。研究協力校として、県立商業高等学校に加え、富山中部高等学校、小杉高等学校、私立高岡第一高等学校の協力を得た。それぞれの富山県内の学校が、米国カリフォルニア大学アーバイン校、オレゴン州パシフィック大学、米国マウイ島ボールドウイン高等学校、タイ王国コンケン大学と国際協働学習を繰り返し行い修正を加え、5つの提言の中から若者に直接関係がある提言1、提言2、提言3に沿った現場で使える英語授業デザインを構築した。
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