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2013 Fiscal Year Research-status Report

グローバル社会における「日本人英語」に対する態度と容認度の包括的研究

Research Project

Project/Area Number 24520701
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

柴田 美紀  広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (90310961)

Keywords日本人英語 / 言語態度 / 英語母語話者 / リンガ・フランカ英語
Research Abstract

2年目である平成25年度は、前半にアンケートのための音声材料を以下の手順で作成した。①研究代表者が担当する英語科目を履修する学生の中から、男女11名ずつを選び、英語で書かれた文章を読んでもらい録音した。②録音された文章を聞きながら、分節音(子音・母音)と音節(リズム、イントネーション)に関連する特徴に注目して、3名の英語母語話者に、英語母語話者に近い英語を発話する者から顕著に「日本人英語」の音声的特徴を持つ英語の発話者に順位をつけてもらった。男女それぞれ11名の中から、最上位と最下位、中間の2名、計4名が読む文章を音声材料とした。③アンケートの実施を出来る限り同じ条件で行うため、指示、注意事項、回答例を女性英語母語話者(アメリカ人)に録音をしてもらった。アンケート冊子と音声指示は全て英語であるため、複数の英語母語話者にネイティブ・チェックをしてもらった。
英語専攻の学生に参加してもらい、パイロット・スタディーを行った。回答結果や参加者からのコメントをもとに、時間配分、アンケート項目の文言や順番を変更した。さらに、男性と女性の音声材料に関して女性発話者に対して判断が甘くなるというコメントがいくつかあったため、今回は男性の音声のみを使用することとした。
アンケート冊子と音声材料(USBとCDに録音)は、オーストリア、中国、デンマーク、フランス、ドイツ、カザフスタン、マレーシアに郵送した。実施を承諾してもらった教員らには、必ず参加者らにアンケートの主旨を説明し、承諾書にサインをするように依頼し、研究に必要な倫理的な手続きに問題は無い。現時点では、中国とマレーシアからアンケート用紙が返送されている。返送されたアンケート用紙は、学生アルバイトに入力を依頼したところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

アンケートの実施と回答結果の収集が予定より少し遅れている。特にアメリカとカナダは、平成25年度中にアンケートの実施を承諾してくれる教育機関が見つからなかったため、アンケート用紙の送付がまだである。最終年度の前半で続けて英語圏の知人を通して協力を呼びかける予定である。国内の英語母語話者については、既に回答依頼をしているので、問題は無い。フランスは、個人で回答をしてもらっているため時間を要するが、5月末までには返送可能とのことである。また、オーストリアとドイツは、授業の都合もあり、本年度(H26)4月もしくは5月の実施予定である。デンマークは、5月下旬にデータ収集のため来日する研究者らが直接持参することになっている。カザフスタンは、大学の倫理委員会がまだ検討中であるが、4月末までには結果が出るとの連絡を受けている。
データ入力は既に学生アルバイトへのオリエンテーションが終了し、各自データ入力を始めている。データ分析に関しては、同様の統計処理をこれまでに複数回行っているので、問題は無い。

Strategy for Future Research Activity

最終年度となる平成26年度は、以下の3つの計画を実施する予定である。
1. 日本在住の英語母語話者へのアンケート回答を収集する。
2. 各国から返送されたアンケート用紙の入力を行う(学生アルバイトを雇用)。
3. アンケート回答の分析と考察を行い、学会発表を行い、論文執筆をする。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

データ収集が予定より遅れているため、データの送付にかかる経費およびデータ入力の人件費が支出予定よりも少額であったため。
次年度も引き続きデータ収集を行うので、データ入力の人権費として支出予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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