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2015 Fiscal Year Annual Research Report

英語絵本における相互型読み聞かせ指導過程の研究

Research Project

Project/Area Number 24520708
Research InstitutionTamagawa University

Principal Investigator

佐藤 久美子  玉川大学, 教育学研究科, 教授 (60154043)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords英語絵本 / 絵本の読み聞かせ / インタラクション / 音声ペン / 必然的な場面 / 日常的な場面 / 身近な話題 / アクティビティ
Outline of Annual Research Achievements

小学校英語活動において絵本を導入して指導するには、教師はどのような読み方、指導方法が必要かを研究した。小平市、町田市、京都府、函館市の計10校の小学生を対象に検証授業を行った。その結果、第一ステップでは表紙を使い、表紙に載っている主人公や場面について質問をし、絵本の内容についての背景的な知識を持たせる。ストーリーの内容に期待を持たせたのち、第一回目の読みを行う。第二ステップでは、ストーリーやストーリーに関連する生徒たちの経験に係ることも合わせて質問したり、答えさせたりし、インタラクションを頻繁に取りながら読み進める。ターゲット・センテンスやキーワードとなる単語の発音練習も行う。第三ステップでは、ストーリーで使われたターゲット・センテンスを使ったアクティビティを行い、最後に発表を行う。アクティビティは、子どもが身近な日常の場面で使える必然的な場面を設定し、無理なく会話できるような活動を工夫する。例えば、色や形を絵本で学んだのち、自分の好きな色やデザインのスニーカーの絵を描き、これを友達に英語で説明する。このプロセスを通して、自分の描いた成果物を使い、自信を持って話したいことを堂々と話せるようになることを明らかにした。
さらに発音面においては、Oxford University Press社にお願いし、音の出るペンを開発していただき、これを使って絵本を読めるようにした。発音に自信がない担任も、これを使って容易に予習ができ、生徒も自然な音になじむことが可能になった。
絵本という題材を使い、積極的に教師や友だちと英語の会話を楽しむインタラクションができ、かつ、最終的にはそこで学んだフレーズを使い、身近な日常的な場面において話したいことを伝えることができるようになる教材であること、その指導方法を明らかにした意義は大きい。今後、モジュール教材としても大いに活用できることを証明した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2016 2015

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 母子相互作用から見た幼児の言語獲得2016

    • Author(s)
      佐藤久美子
    • Organizer
      日本幼年教育学会
    • Place of Presentation
      京都ルビノ堀川(京都府京都市)
    • Year and Date
      2016-03-25
  • [Presentation] 小学校における英語教育の進め方:絵本を用いた活動2015

    • Author(s)
      佐藤久美子
    • Organizer
      外部専門機関と連携した英語指導力向上事業小学校英語教育研修会
    • Place of Presentation
      京都府総合教育センター(京都府綾部市)
    • Year and Date
      2015-07-27

URL: 

Published: 2017-01-06  

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