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2016 Fiscal Year Research-status Report

Postwar Memorialization Discourses in Defeated Communities: An International Comparative Study

Research Project

Project/Area Number 24520726
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

M・G Sheftall  静岡大学, 情報学部, 教授 (90334953)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西村 明  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00381145)
SAALER Sven  上智大学, 国際教養学部, 准教授 (70401205)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2018-03-31
Keywords敗北と記憶 / 戦災と記憶 / 戦争記憶言説空間 / 戦争記念設備 / Defeat and memory / War damage and memory / War memory discourse / War memory facilities
Outline of Annual Research Achievements

平成28年度は本プロジェクトの進む方法と最終(要するに、まとめ)という視点から見て、大きな節目となります。その切っ掛けは、昨年5月27日のオバマ米大統領の広島訪問でした。例の訪問が5月中旬にニュースでアナウンスされた時に、本プロジェクト代表者シェフタルは、「戦争・敗北と記憶」や「戦争記憶言説空間」分野から見て見逃すにはいかない重要記念式観察のフィールドワークチャンスになると判断しました。したがって、その様子(式自体、または、町とその住民たちの「受け入れ具合」)をオブザーブために、2016年5月26-27日の間に研究出張として広島を訪問しました。しかし、その二日間の間に、シェフタルが地元の住民と接して、または、その原爆記憶言説空間の直接関係者に「広島原爆と記憶」について色々訪ねて、そして、地元の豊富にある原爆関係の記念設備(博物館、記念碑、彫刻など)を観察したところで、「今までどちらかというとちょっと抽象的・理論的な本プロジェクトとして、広島・長崎原爆と記憶、そして、その記憶と日米関係・日米国民の歴史意識上の様子を具体的に記録・オブサーブするためのふさわしいまとめトピックになるだろう」という着想になりました。したがって、この一年間、シェフタルは大量の和英広島・長崎原爆関係の資料と他学者・関係者の研究に徹底的没頭しながら、そして今までの各国の様子を観察して得た「戦争・戦災・敗北と記憶」についての知識をベースにして、広島・長崎被爆者団体と個人を中心にインタビュー相手にして、被爆者と彼らが長年に渡って作った被爆者サポートコミュニティをまさに「行きている戦争・戦災・敗北と記憶の言説空間」とアップローチして徹底的にフィールドワークを行なっています。この新しく重要なマテリアルを本プロジェクトのために集めて、取り入れて、そしてまとめるために最終報告を一年間の延期していただきました。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

現在、本プロジェクト代表者のシェフタルは、今までの各国の様子を観察して得た「戦争・戦災・敗北と記憶」についての知識をベースにして、広島・長崎被爆者団体と個人を中心にインタビュー相手にして、被爆者と彼らが長年に渡って作った被爆者サポートコミュニティをまさに「行きている戦争・戦災・敗北と記憶の言説空間」とアップローチして徹底的にフィールドワークを行なっています。この新しく重要なマテリアルを本プロジェクトのために集めています。ちょうど一年前(当時2016年5月下旬)この新しい「広島・長崎原爆を戦争・戦災・敗北と記憶の言説空間として扱う」を始めようとしたところで、シェフタル代表は全国各地の被爆者団体に研究協力願いを送りました。最初に反応が鈍かったが、シェフタル代表が諦めずに、いろいろな学問人脈の経由からアプローチし続けて見たところで、夏頃に数人のキーパーソン(例えば、広島訪問の度にオバマ大統領と抱擁しているニュース写真で世界的に有名になった被爆者の森重明氏、神奈川県原爆被災者の会の会長中村雄子氏、被爆者ジャーナリストの関千枝子氏、など)とコンタクトをとることで成功して、それから全国的に被爆者コミュニティの間に研究協力者の人脈ができました。29年度でこの調子で被爆者相手のフィールドワークそして関連資料・リテラチャーレビューを続けながら、「被爆者とそのサポートコミュニティ」を「生きている戦争・戦災・敗北と記憶の言説空間」とアプローチしてこの広島・長崎原爆の研究を続けたいです。したがって、29年の夏(8月上・中旬)にシェフタル代表は広島・長崎両都市の記念式を東京都のまとめる被爆者団体「東友会」の本部の幹部たちと同行してその様子を記録・観察する予定です。そして、もうすでに、本プロジェクトの様子は国内そして海外の学問関係者やメディアからの興味が現れています。

Strategy for Future Research Activity

当分、シェフタル代表は昨年度の勢いを保ちながら、そして、その一年間で作った貴重な人脈を利用して、上記通りの「被爆者とそのサポートコミュニティ」を「生きている戦争・戦災・敗北と記憶の言説空間」というアプローチしてこの広島・長崎原爆の研究を本プロジェクトの「総まとめ」のテーマとして研究し続けるつもりです。とりあえず、29年の夏(8月上・中旬)にシェフタル代表は広島・長崎両都市の記念式を東京都のまとめる被爆者団体「東友会」の本部の幹部たちと同行してその様子を記録・観察する予定です。来年の3月の最終報告を提出する時期まで、シェフタル代表は本プロジェクト(広島・長崎原爆・被曝を中心テーマにして)の結果についてのモノグラフの出版契約をどこかの出版社と結ぶつもりで研究集め続けています。
中期的な視点から考えて、今の研究の「実り」がもっと具体的でまとめてからこれについての学会発表や執筆活動をやります。
長期的な視点から考えて、シェフタル代表は本プロジェクト上で2015年に重ねた米国パールハーバーで行った(そして現在でも展示中)特攻隊遺書・遺品の戦艦ミズーリ博物館展示の発想・交渉・段取り・実行で得た「政治・外交的に非常にセンセチブ内容の展示を成功する」経験と知識を利用して、広島・長崎原爆75周年となる2020年に向けて、米国で日米合同の「広島・長崎」の展示を同じように交渉・段取り・実行したいところです。また、上記で述べた本プロジェクトのまとめにするモノグラフもぜひ成功させたくて、広島・長会が歴史的な出来事の内容の重要性の重さの「異例性」、そして、近づいている75周年のタイミングも考えて、その本も学問そしてメディアから大きな注目を浴びるに違いないであろう。

Causes of Carryover

当初の予定よりも、旅費がかかりませんでした。

Expenditure Plan for Carryover Budget

29年度に被爆者研究を続けるために、全国各地(主に関東平野、東海地方、広島・長崎両地方)に出張する予定です。また、29年度のもっとも大きな研究費利用目的になるのが只今計画中の8月4日から8月11日までの広島・長崎両都市の原爆記念式を観察するための出張になる予定です。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Book (1 results)

  • [Book] Japan's Demographic Revival2016

    • Author(s)
      Nagy, S.R. (ed)
    • Total Pages
      410
    • Publisher
      World Scientific

URL: 

Published: 2018-12-17  

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