2012 Fiscal Year Research-status Report
国際関係論における内発性・土着性・自立性の基礎的研究
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24530185
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
初瀬 龍平 京都女子大学, 法学部, 客員教授 (40047709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 岳人 群馬大学, 国際教育・研究センター, 准教授 (20372352)
池尾 靖志 立命館大学, 産業社会学部, 非常勤講師 (20388177)
堀 芳枝 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (30386792)
戸田 真紀子 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (40248183)
市川 ひろみ 京都女子大学, 法学部, 教授 (50281754)
宮脇 昇 立命館大学, 政策科学部, 教授 (50289336)
妹尾 哲志 専修大学, 法学部, 准教授 (50580776)
清水 耕介 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (70310703)
柄谷 利恵子 関西大学, 政経学部, 教授 (70325546)
杉浦 功一 和洋女子大学, 人間・社会学系, 准教授 (70453470)
松田 哲 京都学園大学, 法学部, 教授 (80319441)
豊下 楢彦 関西学院大学, 法学部, 教授 (90025156)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際関係論 / 内発性 / 土着性 / 自立性 / 内発的発展論 / アイデンティティ / 京都学派 / 平和思想 |
Research Abstract |
4回の研究会を開催した。各回の報告者および討論者は、以下の通り。 第1回研究会 4月28日(土) 報告者 堀芳枝、松田哲 討論者 戸田真紀子、第2回研究会 8月25日(土)、26日(日)報告者 初瀬龍平、定形衛(名古屋大学)(ゲストスピーカー)、池尾靖志、上野友也、山口治男、戸田真紀子、森田豊子、宮脇昇、第3回研究会 12月26日(水)12月27日(木)市川ひろみ、妹尾哲志、杉木明子、中村友一、杉浦功一、柄谷利恵子、和田賢治、野田岳人、特別研究会 日時: 2月9日(土)報告者 土佐弘之、上野友也、菅英輝(西南女学院大学)(ゲストスピーカー)、宮下豊(神戸大学博士)(ゲストスピーカー) (内容)戦後日本における国際関係論の先達として、川田侃、鶴見和子、馬場伸也、高田保馬、木戸蓊、猪木正道、高坂正堯、関寛治、田畑茂二郎、斎藤真、高橋進、板垣雄三、小田英郎の業績、および大田昌秀、市川房江、井上ひさしの思想、さらに戦前の関連思想として、京都学派、大川周明、和辻哲郎、寺田寅彦を取り上げ、その経歴、業績、学界活動などの面から、内発性・土着性・自立性を検討した。(意義)第1年度は、事例研究を中心に進めたが、これは、第2年度以降に全体像を構成していくための、必須の作業である。(重要性)これまでに戦後日本の国際関係論の学説史は、未発達であるので、第1年度の研究はそれだけでも、重要な基礎的作業となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究会への出席率は高く、議論を深めることができた。 1.研究分担者全員及び研究協力者8名が、本研究での分担テーマにつき各人の研究の中間報告をした。 2.ゲストスピーカー3名(定形衛名古屋大学教授、菅英輝西南女学院大学教授、宮下豊神戸大学博士後期課程修了・神戸大学博士(政治学)取得)を招き、本研究計画の基本的視点と枠組みについて意見を聴取した。3.以上を元に、研究会で議論を深め、今後の研究方向の発展と課題を確認した。
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Strategy for Future Research Activity |
(次年度)1.新たに研究協力者3名(菅英輝京都外国語大学客員教授、林忠行京都女子大学教授、宮下豊早稲田大学非常勤講師)を追加する。 2.3回の研究会を開き、研究分担者、連携研究者、研究協力者がそれぞれのテーマについて報告をし、全体で議論する。 3.ゲストスピーカー1名を招き、戦後日本の国際関係研究の全体像について意見を聴取する。これを元に、各人の研究計画の位置づけを行う。 (最終年度)1.2回の研究会を開き、研究分担者、連携研究者、研究協力者がそれぞれのテーマについて最終報告をし、全体で議論する。 2.ピアレビュワー1名を招き、本研究計画の研究成果について評価と意見を聴取する。 3.以上をもとに最終報告書を作成する。 4.日本国際政治学会あるいは日本平和学会で、研究成果の一部を報告する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究分担者は、各自のテーマに応じた資料を収集する。 京都(京都女子大学)において、3回の研究会を開催する。その際、ゲストスピーカー1名を東京から招く予定である。
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Research Products
(4 results)