2015 Fiscal Year Annual Research Report
消費の外部性,政府予算の調整手段および経済的な不安定性
Project/Area Number |
24530206
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
後閑 洋一 立命館大学, 経済学部, 教授 (30324502)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 消費税 / 消費の外部性 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度も政府の資金調達手段に着目した分析を行ってきたが,政府の資金調達手段の中でも消費税に着目して理論分析を行った. 具体的にはライヒリンによる2期間の世代重複モデルを用いて,政府の予算を満たすように消費税が内生的に調整されるモデルと経済主体が他人の消費を気にかけるという消費の外部性のモデルが,成長経路に対してきわめて似通った影響を与えることを整理し,「Are consumption externlaities theoretically equivalent to endogenous consumption taxes in an overlapping-generations model ?」という論文の形にまとめた. 上記の論文はまだどこのジャーナルにも投稿していないが,少しでもランキングの高い経済ジャーナルへ掲載されるよう努力していく予定である.
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