2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24530358
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
亀坂 安紀子 青山学院大学, 経営学部, 教授 (70276666)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 泰城 北海道大学, 文学研究科, 准教授 (60374170)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / 金融 / ファイナンス / 投資家行動 / バブル / 米国:フランス:中国 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、経済学やファイナンス分野に心理学分野などの研究成果をとりいれることを目的としており、行動経済学、行動ファイナンス分野などの分野横断的な研究を進めた。本研究課題申請時は、専門ジャーナルや学会報告を通じての研究成果の公表を主たる目的としていたが、実際に研究を進める過程では、内閣府からの派遣でOECDの世界フォーラムにて研究成果を報告する機会を得るなど、国内外の大きな会議やイベントでも研究成果を報告する機会が得られた。 特に、研究最終年度は、ノーベル賞受賞者のロバートシラー教授と共同で、日本の投資家を対象としたアンケート調査を実施する機会が得られた。その成果の一部は、亀坂のホームページでも公表を開始した。今後も、中長期にわたってシラー教授と共同で、亀坂が中心となって日本の投資家調査を実施する予定であるが、その打ち合わせや引継作業も研究最終年度に進められた。 研究最終年度は、これ以外にも多くの研究成果が得られた。内閣府が収集したデータを使用して、①海外の研究者(Conchita D’Ambrosio 氏)とともに貧困研究に関して新しい分析手法を適用した論文を執筆、公表(国立社会保障・人口問題研究所、日本経済学会)、②自殺対策に有効と思われる研究を実施、公表(パリのEHESS)、③日本人の幸福感や生活満足度に影響を与えている要因を分析、公表(4年に一度開催される社会学分野の国際大会)④教育が人々の満足度に与える影響の分析などを行った。このうち、④の成果は、教育分野のランクの高い雑誌(Education Economics)への掲載が採択された。 研究最終年度には、中国政府などが主催した国際会議や、日本FP学会のパネルディスカッションなどでも招待報告をつとめた。その前年度までも、JICAや欧州経済研究所セミナーでの報告などを含む多くの研究成果が得られた。
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Remarks |
投資家信頼指数に関するURLでは、ロバートシラー教授と共同で実施した投資家調査のうち日本調査の結果を公表しています。
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Research Products
(12 results)