2012 Fiscal Year Research-status Report
異なる国の環境が人的資源管理の実施に及ぼすインパクト-製造セクターに焦点を当て-
Project/Area Number |
24530457
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
咲川 孝 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (80272805)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | インド / マレーシア |
Research Abstract |
まず、研究の土台といもいうべき、理論構築から行った。特に、国の文化、企業文化が、経営にどのように影響を与えるかを理論構築した。つまり、「異なる国の環境が人的資源管理の実施に及ぼすインパクト-製造セクターに焦点を当て-」という本研究課題を遂行する上では、国の環境なかでも特に文化に関心があり、国の文化、企業文化とはどのようなものかを理解する必要があったからである。このような研究に基づき、国内外の学会で実施した。雇用関係についての研究をも実施し米国の学会でシンポジウムを開催した。 さらに、平成24年度は、英語で作成したアンケート票を用いて、インド、及びマレーシアの現地製造企業を対象として調査(survey)を実施した。それだけでなく、調査への参加企業に対して、私の研究を紹介した。私のこれまでの研究のように、調査への参加を企業に依頼して、参加に同意した企業に直接訪問をして、調査の趣旨、実施方法を説明した。同時に、前述のように、私の研究をも紹介した。調査の際には、工場見学をも実施した。 訪問をした企業では直接、アンケート票を配布して、アンケート票をその場で回答してもい、回収した。現在、これからもさらにサンプルサイズを拡大する必要があり、データの収集の段階であり、今年度も引き続き実施をする。なお、調査企業はすべて製造業である。 インドでは、Puneという都市で調査を実施した。同時に、現地の大学にも訪問したり、地元の企業の経営者たちと意見交換をした。マレーシアでは、北部の町(Alor Star)の企業、同国のペナン島の近くのクリム・ハイテク工業団地の企業を調査した。また、マレーシアの現地の大学にも訪問をして、意見交換をした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
まず、海外の企業を調査をすることは困難であるが、現在のところ、海外の研究者、企業の協力のおかげでアンケート調査等を受け入れてもらえたからである。
|
Strategy for Future Research Activity |
インド、マレーシアでの調査を継続する。つまり、アンケート調査を実施して、サンプルサイズを拡大する。また、他のアジアの国でも調査をも計画している。できれば、本年度中に、アジア諸国のできる限り多くの製造企業がアンケート調査に参加をしてもらい、データの収集を終えた。そして、翌年度に、それを理論的、実証的にまとめて、海外の学術雑誌に投稿をしたい。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
インド、マレーシアでの調査を継続する。つまり、アンケート調査を実施して、サンプルサイズを拡大する。また、他のアジアの国での調査をも計画している。例えば、ベトナムでも調査を実施したい。そのためにも、同国の研究者、企業からの協力を得る必要がある。 ある程度、調査が進むと、その成果の一部を国内外の学会で報告をする。
|
Research Products
(5 results)