2013 Fiscal Year Research-status Report
新興国市場の開発区、産業集積における制度と文化の共進化と企業戦略
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24530480
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
丹沢 安治 中央大学, 総合政策学部, 教授 (00146953)
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Keywords | 新興国ビジネス / 制度と文化 / 新制度派経済学 |
Research Abstract |
丹沢が2014年10月まで学部行政職に就いていたため、時間的な制約があり、研究調査活動のいくつかは、他の学会研究会との連携、共催という形にして研究をつづけた。 大野富彦氏とともに①2013年9月30日、東京商工会議所港区支部、安藤憲吾氏、株式会社トラスト・テック菊池信仁氏、株式会社TTM、石井秀暁氏東アジアにおける事業展開についてインタビューを行った。東商では中小企業が海外に進出する機運が高まっていることなどが指摘された。株式会社トラスト・テックは中国にHKTTを2006年に設立し、高度職業人としてのエンジニアの派遣業務を展開しつつあること、株式会社TTMは、中国・インド・東南アジアを視野に入れ、ベトナム、タイにおける自動車産業への人材派遣業務を展開しているという知見がえられた。 10月30日に兵庫県立大学専任講師である横澤公道氏を招き、質的的研究手法について専門知識の報告を受けた。理論的知見の探索のためには、本年も2013年4月から2014年3月まで月例の研究会を継続した。 調査:2013年12月15日(日)~22日(日)日本インダストリアルエンジニアリング協会(日本生産性本部所属)のベトナムにおける日系企業調査に丹沢と中島正人教授、大野富彦が参加した。ハノイ:ロジテム・ベトナムNo.2、TOT 0・ベトナム、パナソニックシステムネットワークス・ベトナム、ダナン:マブチモーター・ダナン、ダイク-JV、ホーチミン:キューピー・ベトナム、資生堂・ベトナム、ミツバエムテック・ベトナムベトナムを訪問した。あらかじめ、アンケート調査を実施し、訪問時には各社の説明を受けたのちに生産の現場を視察し、質疑ののち、優れていると思われる点、改善の余地があると思われる点を指摘し、意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2014年10月まで学部行政職に就いていたため、時間的な制約があったが、2014年2月には、編著作『日中オフショアビジネスの展開』同友館を刊行することができた。予定された達成度に戻りつつあると認識している。
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Strategy for Future Research Activity |
最終的な成果をまとめるため、さらにインタビュー調査、現地調査を重ねるとともに、各学会誌への投稿、学会での報告、英文での投稿を実行したい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
昨年度は学内行政職に就いていた時期があったため、長期間にわたる調査旅行を十分に行えなかった。 本年度は計画通り、実行したい。
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Research Products
(2 results)