2014 Fiscal Year Research-status Report
日本統治時代の台湾・朝鮮ろう学校における手話教育:ろう者への聞き取り調査を通して
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24530972
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
佐々木 大介 成蹊大学, 経済学部, 准教授 (00405648)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 手話言語学 / 日本手話 / 台湾手話 / 韓国手話 / 教育史 / 日本統治時代 / 台湾 / 朝鮮 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、本研究計画の3年目に当たる。過年度にデータ分析をするための設備備品を購入していたため、液晶モニターを除き大がかりな設備を購入することはなかったが、消耗品として、SDXC メモリカード、ハードディスクケース、ハードディスクなどを購入した。 本年度は、韓国に赴いてデータ収集を行ない、2014年11月の日本手話学会第40回大会において「北朝鮮手話について」タイトルで口頭発表を行なった。 一方、国内では、日本手話学会を含む諸学会への参加に加え、日本手話の言語データを収集し、また、日本手話に対する知見を得るためセミナーなどにも参加した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では、これまでと同様、台湾および韓国に赴いてデータ収集を行なう予定であった。実際、データ収集については、韓国には2度赴くことができたものの、本務校での教育業務もあるため、台湾でのデータ収集を行なうことはできなかった。また、計画通り、日本手話学会への参加および研究成果の発表を行なった。これらを総合的に判断すると、「おおむね順調に進展している」と結論づけることができる。
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Strategy for Future Research Activity |
設備備品に関してはすでに整備済みであるため、高額な予算は不要であると考えられるが、消耗品の購入などが必要となる。研究計画としては、科学研究費の使用はその一部となると予想されるが、これまでと同様、台湾および韓国に赴いてデータ収集を行なう。また、これまでと同様、国際学会へ参加するため海外に渡航することが必要である。国内に関しても、これまでと同様、日本手話学会への参加および研究成果の発表に加え、日本国内での資料収集などを行なう予定である。
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Causes of Carryover |
科学研究費の使用の見直しを行なってきた結果、10万円程度の残額が見込まれることとなったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
この余剰分を使用し、台湾および韓国に赴いてデータ収集を引き続き継続する予定である。
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Research Products
(2 results)