2015 Fiscal Year Research-status Report
日独性教育比較に基づいた、性教育における男子支援に関する研究
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24531031
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Research Institution | Ryotokuji University |
Principal Investigator |
池谷 壽夫 了徳寺大学, 健康科学部, 教授 (90136367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茂木 輝順 女子栄養大学, 付置研究所, その他 (40570677)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 青少年(日本、ドイツ) / セクシュアリティ(日本、ドイツ) / ジェンダー(日本、ドイツ) |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は日独の「青少年の恋愛と性に関する国際比較調査アンケート」の最終的なデータ分析を行い、最終的な成果を公表する予定で進めてきた。5回の会議を持ち、精力的にデータ分析を行った。 その結果、成果の一端を学会発表等という形で公表することができた。加野・池谷・茂木「性情報の捉え方と自己肯定感――青少年の恋愛と性に関する国際比較調査から――」(社会文化学会第18回大会:龍谷大学深草キャンプ、2015年12月6日)、および茂木輝順「青少年の恋愛と性に関する調査研究報告」(民主教育研究所第24回全国教育研究交流集会、2015年12月27日)である。 ただし後で述べるように、日独のアンケートの入力データ表の正誤をドイツ側と確認したり、日独のデータの相互理解と調整にかなりの時間を費やしたために、最終的にまとまった成果を出すことができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
最大の理由は、上記でも述べたが、回収された日独のアンケートの入力データ表の正誤を確認したり、日独のデータの相互理解と調整にかなりの時間を費やし、最終的なデータを確定するのに多くの時間を費やし、十分なデータ分析の時間を取ることができなくなったためである。そのため、精緻化したまとまった成果を今年度中に達成・発信することができないと判断し、研究計画を1年延期して、継続させていただくことにした。
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Strategy for Future Research Activity |
第1に、今年度はまず日本側のアンケート分析を完成させるとともに、 第2に、日独の青少年意識の比較研究を進め、日独の青少年(とりわけ男子)の性教育上の課題を解明する。 第3に、そのために、秋に、日独の青少年の意識比較研究のための日独会議をキール大学で開催することを予定している。 最後に、その成果を学会に発表・投稿していく。
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Causes of Carryover |
きちんとした成果をまとめるに至らず、1年延期させていただいた。そのために、成果のドイツ語翻訳料および研究成果報告書用の印刷代などの経費が未使用となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
ドイツとの研究交流と研究成果報告書の作成、およびドイツ語への翻訳料などに使用する。
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Research Products
(6 results)