2012 Fiscal Year Research-status Report
留学生受入れによる地域活性化の取組みと社会統合の課題に関する国際比較研究
Project/Area Number |
24531061
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
佐藤 由利子 東京工業大学, 留学生センター, 准教授 (50323829)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白土 悟 九州大学, 留学生センター, 准教授 (60154374)
長島 万里子 洗足こども短期大学, 幼児教育保育科, 講師 (60591451)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / オーストラリア / 韓国 |
Research Abstract |
1.研究打ち合わせ:研究分担者との研究打ち合わせを東京及び福岡で実施した。 2.大分、福岡、広島において、自治体、大学、留学生支援団体、経済団体の関係者に研究の趣旨と調査手順を説明し、協力を求めると共に、「留学生受入れによる地域活性化」「留学生の社会統合」に関連する政策や活動内容を確認した。また、大学・留学生支援団体関係者を対象に、留学生の地域との交流や接点、就職・起業支援活動について聞き取り調査を行った。さらに大分、福岡においては、留学生を対象に、地域住民・企業との交流や接点(アルバイト等)、地域への印象、将来の計画についてオンライン調査を実施し、福岡では、福岡に就職した元留学生を対象に、就職した経緯、就職後の仕事や苦労した点、地域への印象、将来の計画について、面接調査を行った。 3.南オーストラリア州及び韓国(全羅北道及びテグ市)では、自治体、大学、留学生支援団体、経済団体の関係者に「留学生受入れによる地域活性化と社会統合」に関連する政策と活動、社会的背景、課題についてヒアリングを行うと共に、基本的なデータを収集した。特に全羅北道については、全北発展研究院研究員の金美姫氏がまとめた「全羅北道における中国人留学生留学実態分析及び支援計画に関する研究」の部分翻訳を行った。 4.移民政策学会、日本評価学会、国際比較教育学会、アジア未来会議等において、調査結果と分析のフレームワークについて研究発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1. 大分、福岡、広島における調査:自治体、大学、留学生支援団体、経済団体の関係者に研究の趣旨と調査手順を説明し、協力を求めると共に、「留学生受入れによる地域活性化」「留学生の社会統合」に関連する政策や活動内容を確認した。また、大学・留学生支援団体関係者を対象に、留学生の地域との交流や接点、就職・起業支援活動について聞き取り調査を行った。大分、福岡においては、留学生を対象に、地域住民・企業との交流や接点(アルバイト等)、地域への印象、将来の計画についてオンライン調査を実施した。 2.南オーストラリア州:自治体、大学、留学生支援団体、経済団体の関係者に「留学生受入れによる地域活性化と社会統合」に関連する政策と活動、社会的背景、課題、留学生増加による社会変化の指標の設定についてヒアリングを行うと共に、基本的なデータを収集した。また、元留学生を対象に、就職した経緯、就職後の仕事や苦労した点、地域への印象、将来の計画について面接調査を行うと共に、次年度以降の質問紙/面接調査の準備を行った。 3. 韓国(全羅北道及びテグ市)における調査:対象自治体の関係者から「留学生受入れによる地域活性化と社会統合」に関連する政策と活動、社会的背景、課題、留学生増加による社会変化の指標の設定についてヒアリングを行うと共に、基本的なデータを収集した。また、大学関係者を対象に、大学・留学生支援団体関係者を対象に、留学生の地域との交流や接点、就職・起業支援活動について聞き取り調査を行った。また、留学生を対象に、地域住民・企業との交流や接点(アルバイト等)、地域への印象、将来の計画について面接調査を行い、次年度以降の質問紙/面接調査の準備を行った。特に全羅北道については、全北発展研究院研究員の金美姫氏がまとめた「全羅北道における中国人留学生留学実態分析及び支援計画に関する研究」の部分翻訳を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
1. 大分、福岡、広島における調査 県内で就職・起業した留学生を対象に、就職・起業後の地域社会に対する意識の変化、定着や活躍に障害となる事項、必要な政策や措置について質問紙・面接調査を行う。留学生雇用先企業、留学生が起業した町内の人々や同業者団体関係者などを対象として、雇用・起業後の組織や事業の変化、留学生の定着・活用に障害となる事項を明らかにし、必要な政策や措置について面接調査を行う。 2. 南オーストラリア州、韓国(テグ市)における調査 留学生を対象に、「地域社会への統合促進活動」の感想、その他の地域との接点(アルバイト、大家等)、地域への印象、将来の計画について、質問紙/面接調査を行うと共に、地元に就職・起業した留学生を対象に、就職・起業後の地域社会に対する意識の変化、活動や継続に障害となる事項、必要な政策や措置について質問紙・面接調査を行う。また、留学生雇用先企業、留学生起業地域の人々や同業者団体関係者などを対象として、雇用・起業後の組織や事業の変化、留学生の定着・活用の課題について面接調査を行い、それぞれの調査結果を分析し、留学生の受入れ・定着を地域の活性化につなげるために必要な政策や措置について考察し、日本への示唆をまとめる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度においては、研究費を効率的に使用したため、研究分担者において78,120円の研究費の未使用が発生した。この未使用分を含め、平成25年度においては、下記の調査、その準備・分析のための研究打ち合わせ、研究成果の発表のために、研究費を使用する計画である。 1.大分、福岡、広島における調査:各地における留学生と企業との交流会に合わせて、留学生雇用先企業関係者及び就職した元留学生に対する聞き取り調査を行うと共に、留学生に対するオンライン調査を継続する。留学生が起業した町内の人々や同業者団体関係者などにも聞き取り調査を行う。 2.南オーストラリア州、韓国(テグ市)における調査:留学生、元留学生、留学生雇用先企業、留学生起業地域の人々や同業者団体関係者に対する聞き取り調査を実施する。 3.学会発表:国内外の学会等で、調査結果について発表を行う。
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Research Products
(12 results)