2013 Fiscal Year Research-status Report
米国スタンダードの分析によるESDを視点とした家庭科環境教育に関する教育内容開発
Project/Area Number |
24531132
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐藤 園 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80154061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 陽子 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (50335832)
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Keywords | ESD / 環境教育 / 家庭科 / 米国 / National Standards / Curriculum Standards / 教育内容開発研究 |
Research Abstract |
本研究の目的は、米国の環境教育と家庭科のNational Standardsとそれに基づき開発された各州の多様なCurriculum Standardsの収集・分析から、環境教育に体系性を与え、その中での家庭科の環境教育の内容・実践を構築する理論の探求と、それを具現化するESDを視点とする家庭科の環境教育に関する教育内容・授業開発にある。第2年度にあたる平成25年度は、前年度に引き続き、わが国と米国を中心に学校教育におけるESDを視点とした環境教育の現状の把握と研究に必要な資料を調査・収集し、データ整理を行うと共に、前年度収集した資料の分析を行った。さらに、年度を通じて、これまで行ってきたESDを視点とした家庭科環境教育に関する教育内容開発研究を継続して行った。 年度前半では、昨年度、学会で発表した研究成果を論文にまとめると共に、これまでの研究成果を学会で報告した。 年度後半には、これまでの研究成果を学会で報告すると共に、国際ユネスコ賞を受賞した広島県福山市立駅家西小学校の研究会に助言者として参加し、家庭科に繋がるESDの授業の作成と実践を行うと共に、教科とESDの関連について検討した。さらに、年度前半に学会で報告したESDを視点として開発した家庭科の衣生活学習のカリキュラムと授業を、岡山県と大阪府の3校の中学校で実践した。 また、環境教育ではないが、ESDを視点として開発を行ってきた少子・高齢化に関する家庭科授業を岡山県の中学校で実践すると共に、来年度、岡山県の高等学校で実践するための計画を立てた。 本年度行った研究に関しては、その成果を来年度の学会で発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上述したように、本年度の計画に従い、研究をほぼ遂行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
(今後の推進方策)米国教育改革、米国環境教育及び家庭科のNational Standardsに関しては、継続して分析を進める。昨年度開発し、本年度、複数の中学校で実践したESDを視点とした衣生活学習のカリキュラム・授業に関しては、その結果を分析・検討し、学会で発表する。また、これまで行ってきた開発研究とその実践を継続して進める。 (次年度の研究費の使用計画) 不足している資料・基礎実験データの収集・整理(図書購入費、文献検索・貸借・複写費、消耗品費),資料収集及び研究発表のための学会参加(国内旅費),開発したカリキュラムと授業を小・中・高等学校で実践するために必要な備品・消耗品費
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Research Products
(3 results)