2014 Fiscal Year Research-status Report
米国スタンダードの分析によるESDを視点とした家庭科環境教育に関する教育内容開発
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24531132
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐藤 園 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80154061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 陽子 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (50335832)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ESD / 環境教育 / 家庭科 / 米国 / National Standards / Curriculum Standards / 教育内容開発研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、米国の環境教育と家庭科のNational Standardsとそれに基づき開発された各州の多様なCurriculum Standardsの収集・分析から、環境教育に体系性を与え、その中での家庭科の環境教育の内容・実践を構築する理論の探求と、それを具現化するESDを視点とする家庭科の環境教育に関する教育内容・授業開発にある。第3年度にあたる平成26年度は、前年度に引き続き、わが国と米国を中心に学校教育におけるESDを視点とした環境教育の現状の把握と研究に必要な資料を調査・収集し、データ整理を行うと共に、前年度収集した資料の分析を行った。さらに、年度を通じて、これまで行ってきたESDを視点とした家庭科環境教育に関する教育内容開発研究を継続して行った。 年度前半では、昨年度、学会で発表した研究成果を論文にまとめると共に、これまでの研究成果を学会で報告した。 年度後半には、これまでの研究成果を学会で報告すると共に、国際ユネスコ賞を受賞した広島県福山市立駅家西小学校で開催された第51回広島県小学校家庭科教育研究大会に助言者として参加し、家庭科に繋がるESDの授業の作成と実践を行った。また、岡山大学を会場として行われたユネスコスクール世界大会に参加し、資料等の収集を行った。さらに、年度を通じて、ESDを視点として開発した家庭科の衣生活学習と少子・高齢化に関する学習を岡山県の中・高等学校で実践した。 本年度行った研究に関しては、その成果を来年度の学会で発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上述したように、本年度の計画に従い、研究をほぼ遂行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
米国環境教育及び家庭科のNational Standardsに関しては、継続して分析を進める。 本年度行った研究に関しては、その成果を学会で発表する。 開発したESDを視点とした家庭科の学習に関しては、継続して、小・中・高等学校での実践を行う。 また、これまで行ってきた開発研究を継続して進めると共に、本研究の成果を2016年に韓国で開催される国際家政学会で発表するための予備審査に応募する。
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Causes of Carryover |
最終的にネット上で支出額を確認した時に、残額が0円になるように予算を執行したはずであったが、2,205円を執行できていなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度、執行できなかった予算に関しては、次年度の研究計画を遂行するための資料等の購入に充てたいと考えている。
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Research Products
(3 results)