2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24560128
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
王 志剛 岐阜大学, 工学部, 教授 (30244510)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 成形加工 / 塑性加工 / 金型 / トライボロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
板成形は、自動車の車体などの薄肉部品の製造技術として広く用いられている。板成形用金型はしわ、破断及びスプリングバックなどの成形欠陥を考慮して設計されるが、量産の障害となる焼付きについては、現象解明が不十分なため設計段階での検討はほとんどなく、生産しながら対処している。板成形における焼付きの発生条件には諸説があり、量産時の焼付き現象は予測できない状況にある。研究代表者は、角筒絞り成形の金型における焼付きの発生箇所は成形品表面の最高温度点が最も長く滑った位置に対応することを世界に先駆けて明らかにした。 本研究は、この先行研究を発展させ、各種成形モードにおける焼付き現象を統一的に整理できる焼付き発生支配因子と焼付き発生条件を明らかにし、板成形における焼付きの予測と抑制技術の基盤となる知見を得ることを目的とする。 本年度では、被加工材の材質、工具材質、潤滑油、プレス速度などの加工条件を変え、昨年度に提案した焼付き発生の判断基準の適用可能性を検証した結果、概ね適用可能であることが判明した。ただし、プレス速度が低く、CAE解析の界面温度が臨界温度以下においても焼付きが発生する事例が観察され、焼付き発生臨界条件の修正が必要であることが示唆された。
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Research Products
(2 results)