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2013 Fiscal Year Research-status Report

測地尺による中世都市形成史の研究

Research Project

Project/Area Number 24560794
Research InstitutionHiroshima International University

Principal Investigator

藤田 盟児  広島国際大学, 工学部, 教授 (20249973)

Keywords中世 / 測地尺 / 中世港湾都市 / 街区形成 / 検地
Research Abstract

今年度は、前年に調査した尾道旧市街地の実測結果を分析したところ、従来の学説とは異なる地点に中世港湾都市・尾道の核であった倉敷地と推定される地区を発見した。この結果と近隣の中世港湾都市である鞆の浦の、以前の研究による知見を合わせて測地尺推定法の有効性を示す論文を作成したが、今年度は未完成に終わった。そのための文献調査に出張し、資料整理に学生を雇用した。
上記の論文化にあたり、必要な図面類を作成する業務を、実地調査した外部業者に委託し、かつ補足確認資料を作成するために、日本海側の中世港湾都市である福井県小浜市の旧市街地の実測調査も、同業者に委託した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

調査した尾道市で、想定通り、従来の学説を修正する必要を示す結果がでた。このことは、当該研究が、都市史の基礎研究方法として画期的な成果をもたらすことができる、新分析方法を開発していることを意味しているので、研究の目的は達成されつつある。ただし、その影響は大きいので確認および考察が必要であり、そのために他の事例検討も含めて、より慎重な検討をしているため、論文発表は最終年度に繰り越した。

Strategy for Future Research Activity

これまでの調査結果を十分に検討して論文化する。そのために、いっそうの文献調査と正確な分析・考察が必要であり、論文掲載用図版の十分な整備も必要である。今年度は、その点を重視して研究を推進する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

旅費と人件費が、当初予定よりも抑えられたため。
次年度の旅費と人件費に付加する予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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