2014 Fiscal Year Annual Research Report
デスクトップ画面共有を活用したユビキタス画像読影トレーニングシステムの構築
Project/Area Number |
24590626
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
伊藤 和弘 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (30398367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島田 順一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60315942)
加藤 大志朗 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70315943)
西村 元宏 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (00398372)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 医学教育 / デスクトップ画面共有 / オンライン学習システム / 遠隔教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
パソコンのデスクトップ共有技術を用いることで、遠隔地からでも、同一のデスクトップ画面を見ながら、互いに自分のパソコンを操作して、自由にCT画像を閲覧できる環境をシステム化した。若手呼吸器外科医に対するオンライン学習システムとして活用して成果を発表してきた。 手術前の症例に対して、胸部CTデータをサーバーへアップロードし、若手呼吸器外科医5人に、電子メールで読影するように指示をした。若手医師は、自分の都合に合わせて、遠隔地からサーバーへVPNの暗号化通信で接続し、サーバー上のCT画面を読影し、術前の診断、肺動脈の分岐について検討し、肺動脈の解剖を描くことでその正確性を上級医5人による点数化で評価した。その症例の手術ビデオをオンライン学習用のサーバーへアップロードし、ブログの形式で解説を行い、肺動脈の走行や実際の手術手技、手順について独習させた。若手医師の術前の肺動脈の図と、実際の手術ビデオの乖離を認識することで、virtualであるが、症例を体験することができた点で有用であった。肺動脈の図の点数化により、経時的に点数が上昇する傾向にあり、読影力の上昇が得られたと考えられた。 学会発表は(1)Current situation and problems of interactive medical image teleconference using open source software. The 1st Conference on Biomedical Imaging. Suita, Osaka University. (2)e-learningを利用した若手呼吸器外科医に対する遠隔教育. 第31回日本呼吸器外科学会総会, ホテル日航東京、東京. (3)遠隔画像教育とWeb自習システムによる若手呼吸器外科医教育. 第114回日本外科学会, 京都国際会議場、京都市. (4)Interactive teleconference as an e-learning system of preoperative CT images interpretation for young thoracic surgeons. Joint Conference of IWATI and IFMIA, National Cheng Kung University, Tainan, Taiwan.を行った。
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Research Products
(6 results)