2014 Fiscal Year Annual Research Report
過敏性腸症候群患者の心理的異常を改善するための心理療法の開発
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24590890
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
田山 淳 長崎大学, 障がい学生支援室, 准教授 (10468324)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨家 直明 北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (50336286)
西郷 達雄 長崎大学, 保健・医療推進センター, 技術職員 (50622255)
林田 雅希 長崎大学, 保健・医療推進センター, 准教授 (70264223)
小川 豊太(濱口豊太) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 注意バイアス修正 / 過敏性腸症候群 / コルチゾール / EEG / ERP |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、対象者27名の唾液中のストレスマーカー検査(コルチゾール)、EEG, ERP, 閾値検査(感覚・痛覚)、心理検査を行うと共に介入を終了した。平成26年度末までには、集積されたデータのうち、脳波マッピング以外の探索的データ解析を終了した。主な結果として、対象全体のデータ分析において、ABMの実施回数が増すごとに反応時間が短縮することが明らかになった。さらに、コルチゾールデータの分析においては、ABM介入の開始前に比べて、終了後のコルチゾールの値が有意に低下することが明らかになった。また、痛覚閾値・感覚閾値については、検査前後で有意な変化は見られなかった。コルチゾールが介入により低下したことから、ABM介入が生物学的なストレスマーカーを減弱する可能性が示唆された。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Gastrointestinal specific anxiety in irritable bowel syndrome: validation of the Japanese version of the visceral sensitivity index for university students2014
Author(s)
Tatsuo Saigo, Jun Tayama, Toyohiro Hamaguchi, Naoki Nakaya, Tadaaki Tomiie, Peter J Bernick, Motoyori Kanazawa, Jennifer S Labus, Bruce D Naliboff, Susumu Shirabe, Shin Fukudo
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Journal Title
Biopsychosocial Medicine
Volume: 8
Pages: 1-9
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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