2014 Fiscal Year Annual Research Report
多系統萎縮症の早期診断を目指した基礎的および臨床的研究
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24591763
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
小川 敏英 鳥取大学, 医学部, 教授 (00125709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 進也 鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (10379638)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 多系統萎縮症 / MRI / 脳血流SPECT |
Outline of Annual Research Achievements |
小脳症状を主体とする多系統萎縮症(MSA-C)28例を対象として、病初期から経時的にMRIおよび脳血流SPECTを用いて追跡し、左右差に着目することでMSA-Cの早期診断における画像診断の有用性を検討した。その結果、MRIおよび脳血流SPECTでは、75%で左右差を認めたが、経時的検討ではMRIに比べ脳血流SPECTで早期に左右差が観察され、経過と共に左右差が不明瞭化する傾向を認めた。以上から、MSA-Cでは小脳萎縮、血流の左右差は稀ではなく、脳血流の左右差が先行し、時間経過と共にMRIでの左右差が明瞭化するものと考えられ、脳血流SPECTによる小脳半球血流の左右差が疾患の早期診断に役立つものと考えられた。 一方、剖検例での検討では、2例でMSA-Cの症例の検討が可能であった。しかしながら、いずれも進行例であり、剖検脳のMRIでは両小脳半球の萎縮は顕著であり、両側小脳半球の神経細胞数には有意な左右差は認めなかった。
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Research Products
(5 results)