2013 Fiscal Year Research-status Report
看護学の講義における教授活動自己点検・評価システムの開発
Project/Area Number |
24593188
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
宮芝 智子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (20321119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟島 なをみ 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (00229098)
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Keywords | 看護学教員 / 教授活動 / 講義 / 自己評価 / 尺度開発 |
Research Abstract |
近年、FDは普及してきているが、それが教育力向上に十分つながっていないことが指摘され、教員への研修の活性化と自己点検・評価の確実な実施が求められている。社会のニーズや大学の理念に応じて卒業時の学習成果を保証することは、大学の使命であり、そのために教員が日々の授業の内容や方法を自己点検・評価できるシステムを開発することが重要な課題である。このような背景に基づく本研究の目的は、看護学教員のFD支援に向けて、看護学の講義における教授活動自己点検・評価システムを開発し、その普及に向けてシステムの有効性を検証することである。この目標達成に向けて、平成25年度は次のように研究を推進した。 1.「教授活動自己評価尺度-看護学講義用-」(暫定版)および特性調査紙の内容的妥当性の検討 看護学の講義に携わっている教員、尺度開発の経験をもつ研究者6名から構成される専門家会議を実施し「教授活動自己評価尺度-看護学講義用-」(暫定版)および特性調査紙の内容的妥当性を検討した。 2.尺度開発方法の再検討 共同研究者および専門家との会議を通し、尺度開発方法を再検討した。その結果、尺度の信頼性・妥当性を高めるための方法を再度検討した。その結果、専門家会議、パイロットスタディによる内容的妥当性の検討、クロンバックα信頼性係数の算出に加え、再テスト法を用いることとした。また、今回開発を目ざす尺度は、独自性が高く、基準関連妥当性の検討は困難であるとしていたが、基準関連妥当性検討の外的基準に用いることのできる既存の尺度の存在を再度検討することとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「教授活動自己評価尺度-看護学講義用-」(暫定版)の専門家会議を経て、信頼性・妥当性検証の方法を再検討し、全国調査を次年度に延期したため、達成度を「やや遅れている」とした。
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Strategy for Future Research Activity |
1.「教授活動自己評価尺度-看護学講義用-」(暫定版)を用い、全国の看護基礎教育機関に就業する教員を対象に調査を実施し、収集したデータを用い、項目分析を行い、適切な質問項目を選定する。また、選定した質問項目により尺度を構成し、内的整合性、安定性、構成概念妥当性を検証する。さらに、看護学の講義における教授活動の質の現状およびその質に影響を及ぼしている要素を解明する。 2.FD・授業評価・システム構築に関する文献、他者評価尺度「授業過程評価スケール-看護学講義用-」の特徴を検討し、これまでの成果と統合して、「看護学の講義における教授活動自己点検・評価システム」開発に向けた理論的枠組みを構築する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
「教授活動自己評価尺度-看護学講義用-」(暫定版)の信頼性・妥当性検証の方法を再検討し、全国調査を次年度に延期したため 全国調査に使用する
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