2012 Fiscal Year Research-status Report
病院外来における患者・市民・実践者・研究者の新たなニーズや期待、役割発揮の可能性
Project/Area Number |
24593189
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
奥 朋子 千葉大学, 医学部附属病院, 看護師長 (20375885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 利江 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (70160926)
手島 恵 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (50197779)
和住 淑子 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (80282458)
黒田 久美子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (20241979)
増島 麻里子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (40323414)
谷本 真理子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (70279834)
小林 美亜 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (00327660)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 外来看護 |
Research Abstract |
本研究の目的は、現代の病院外来における患者・市民・実践者・研究者の新たなニーズや期待、役割発揮の可能性を明らかにし、より患者・市民に必要とされ、確かな研究知見の創出・適用・活用が促進される新たな外来看護の検討に向けた基礎資料を作成することである。平成24年度の研究計画では、1)看護専門外来に対する患者・家族のニーズや期待 2)外来のチーム医療における他職種からの看護職への期待、3)実践者・研究者のニーズや期待、役割発揮の可能性、についての研究を行う予定を立てた。 1)について、既存の専門外来の有効性・成果蓄積と評価に向けた成果項目を抽出することを目的とし、実際に看護専門外来で看護実践を行っている看護師を対象として、その実践内容についてインタビューを行い、患者・家族のニーズや期待に関する調査項目の検討材料としてのデータ収集を行った。このデータを元に、各専門外来における業務基準の作成を行う予定である。 2)について、まず一般外来での看護活動の状況を把握するために、外来看護師達の各診療科における活動の様子を尋ねた機会の中から、外来の看護活動状況は、診療科の特徴により大きく異なることや、その中に高度な看護判断、マネジメントの存在が伺われた。今後これらの外来看護で行われている多様な看護活動の観察と、業務分析を行う予定で活動を進めている。 また、外来看護活動を視覚化するためのツールとして、国内で先進的なクリニカルパス開発・実施の施設として、四国がんセンター視察を行い、看護職員を対象にクリニカルパスの伝達講習を行い、スタッフディベロップメントの活動も行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
専門外来看護師を対象とした調査については研究計画から実施までに時間がかかり、患者及び家族に対する調査項目を抽出するための資料収集の段階にとどまった。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度は、先進的な取り組みを行っている施設の見学を予定していたが実施に至らず、そのため未使用額が発生した。 研究者間でのミーティングの機会をこれまでより頻回に持ち、研究分担者間での情報交換を円滑に行うことによりさらなる研究推進を図る。 また、施設見学等も予定通り実施できるようより計画的に行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
患者を対象としたニーズ調査、外来看護を先進的に行っている複数の病院の外来看護師に対する質問紙調査を行うための文具、印刷、郵送費他、地域の看護師に対するフォーカスグループインタビューの謝礼、有識者による研究会の開催費、有識者会議の開催費に使用する。また、先進的な外来看護を行っている国内外の医療機関の視察も行う。
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