2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24603026
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Research Institution | Tokyo Polytechnic University |
Principal Investigator |
牟田 淳 東京工芸大学, 芸術学部, 准教授 (20341969)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 黄金比 / キャラクタ― / 顔印象 / 四角形 / 白銀比 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度はまず平成26年度に投稿した顔に関する論文に関する幾つかの議論をレフリーと行なった。論文は無事掲載された(以下論文1)。さらに顔に関する以下の内容の論文を学会発表後に投稿し好きな顔等の顔の研究を行った(以下1)。また、これまでの四角形に関する研究を発展させた(以下2) 1. 好きな顔に関する研究 論文1では子供っぽい顔や大人っぽい顔等の特徴を明らかにしたが、好きという印象は子供っぽい顔が好きな人もいれば大人っぽい顔が好きな人もおり複雑な印象である。そこで好きな顔の特徴を明らかにした。その結果、日本では子供っぽい顔や大人っぽい顔は好みとは統計的に無相関であり、かっこいい顔、可愛い顔、美しい顔が統計的に好みである事が分かった。好みの顔の縦横比は1.3程度の前髪を分けた顔が多く、可愛い顔と美しい顔・大人顔の中間であった。一方米英ではかっこいい顔、美しい顔、可愛い顔に加えて大人っぽい顔も好まれることが分かった。顔の縦横比はおでこを出した細長い顔がほとんどであった。また、日本男性は可愛い女性顔が好きと答えながらも実際に顔を選択させると美しい顔可愛い顔同程度選ぶ等、概念的な好きな顔と実際に選ぶ好きな顔の特徴は異なる事も分かった。これら等をまとめて論文に投稿中である。また顔のパーツ特に目についても研究し、マンガキャラクタ―本等に見られる大人は目が細く子供は目が細長くないという傾向は特に成り立っていない事も分かった。パーツについてはさらに調査中である。 2. 四角形に関する発展的研究 私は短辺一定として四角形の印象に関する1000人規模の調査をすると、日本人は正方形を好み米英人は黄金比四角形を好む等を明らかにしたが、今度は面積を一定にする等条件を変化させて調査を行った。結果日本人は縦横比率の影響を強く受けるが米英人はそうではない事等が判明した。論文にまとめて投稿予定である。
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Research Products
(2 results)