2014 Fiscal Year Research-status Report
皮膚振動の視覚的フィードバックを用いた発声訓練手法の開発
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24650088
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
北村 達也 甲南大学, 知能情報学部, 教授 (60293594)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 皮膚振動計測 / レーザードップラ振動計 / 発話訓練 / 歌唱訓練 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は以下の成果が得られた. 1. 歌唱時の皮膚振動の計測:プロのソプラノ歌手3名を対象にして,ファルセット歌唱時と地声歌唱時の前額部の皮膚振動を計測した.スキャニング型レーザードップラ振動計を用いて,前額上の10点の皮膚振動を歌唱中に連続的に計測した.実験協力者には,仰臥位で日本語母音/a/(後舌母音)と/i/(前舌母音)を4段階の音高で歌唱してもらい,その間に計測した.その結果,ファルセット歌唱時の方が地声歌唱時より皮膚振動が大きく,皮膚振動速度と歌声の大きさとの間に相関はないという結果が得られた. 2. 皮膚振動フィードバックシステムの開発:発話訓練の効果を定量的に評価すること,および視覚的なフィードバックを与えることを目的にして,訓練時に皮膚振動の大きさをリアルタイムに提示するシステムを開発した.このシステムは,鼻および口唇に貼り付けた加速度ピックアップの出力の大小をPC画面上の顔のイラストに円の大小で表す.今後,このシステムの評価を行う.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
発話訓練において皮膚振動情報をフィードバックするシステムの開発は予定通り完了したが,その効果を評価するための実験が行われていない.この評価実験を担当する予定の研究者の体調不良が原因である.研究期間を1年間延長し,この評価実験を実施する.
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を1年間延長し,皮膚振動情報をフィードバックするシステムの評価実験を実施する.ストロー発声による模擬発話訓練において,鼻および口唇の皮膚振動の視覚的フィードバックが発話訓練の効果に与える影響を調査する.
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Causes of Carryover |
開発したシステムの評価を行う予定だった共同研究者が体調不良で実施できなかったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究期間を1年延期し,評価実験を実施するとともに,その結果を学会等で発表する.
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Remarks |
補助事業期間延長承認:平成27年3月20日
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Research Products
(4 results)