2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24650342
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Research Institution | Clinical Research Center for Allergy and Rheumatology, National Hospital Organization, Sagamihara National Hospital |
Principal Investigator |
田中 信帆 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 政策医療企画部, 研究員 (60530920)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 鉄生 徳島大学, 大学院ソシオ・アーツ・アンドサイエンス研究部, 准教授 (80569731)
福井 尚志 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 政策医療企画部, 特別研究員 (10251258)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | サルコペニア / マイクロアレイ / 遺伝子発現 / 骨格筋 / 加齢 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腿四頭筋(高齢者と若年者、各々3例)、ハムストリングス(高齢者と若年者、各々2例)からの骨格筋組織をcDNAマイクロアレイで解析を行い、統計ソフトGenespringを用いて比較した。加齢に伴い大腿四頭筋とハムストリングスで増加していた遺伝子をそれぞれ解析した。これらの遺伝子の中でハムストリングと比べて大腿四頭筋で発現率の大きい遺伝子を絞りこんだ。大腿四頭筋で2倍以上増加した遺伝子は20個、逆にハムストリングスで2倍以上増加した遺伝子は62個であった。パスウェイ解析ではTranslation factor、Wnt signaling pathway and pluripotency, Estrogen signaling pathwayの各パスウェイが大腿四頭筋で加齢とともに増加していた。一方、ErbB Signaling Pathway、Nicotine metabolismの各パスウェイがハムストリングス加齢とともに増加していた。筋サンプルの中にはNanoDropによる吸光定量とバイオアナライザによる電気泳動でRNA量が基準を満たしておらず、1. cDNAアレイは可能であるが、microRNAアレイ不可能なもの、2. cDNAとmicroRNA、両アレイの実行が不可能なものがあった。特にハムストリングスからの採取分ではRNA抽出量が十分でないものがあったため、さらにサンプルを増やす必要がある。
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Research Products
(2 results)