2013 Fiscal Year Research-status Report
トレーニングによる筋機能の向上がアルコール代謝に及ぼす影響
Project/Area Number |
24650378
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
瀧澤 一騎 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (90410258)
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Keywords | 筋肥大 / 飲酒 / 健康増進 |
Research Abstract |
飲酒は脂肪肝や肝硬変を引き起こす要因である.これは,アルコールが分解される際に肝臓に負荷がかかるためである.しかし,アルコールは肝臓だけでなく筋においても酸素を使って分解される.故に,筋肥大によって飲酒による肝臓の負荷軽減つながる可能性がある.本研究では,健康なヒトにトレーニングを行うことで全身におけるアルコール分解能の変化が生じることを検証する.筋肥大のトレーニングを行うことでアルコール分解能が高まれば,飲酒による肝臓への負荷軽減に繋がり,ひいては生活習慣病の予防につながることが期待できる. 平成25年度は筋肥大トレーニングを行う実験を予定していたが,学内施設の耐震補強工事が行われるために施設が閉鎖されており,研究を進めることができなかった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実験とその後のトレーニングで使用予定の施設が耐震補強工事により使用できず,近隣に類似の施設もないために研究を進めることができなかった.発表は平成24年度の成果も併せて行う予定にしていたため,学会発表等も行えなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度に行う予定の実験を進める.具体的には,筋肥大のトレーニングの前後でアルコールの分解能が高まるかどうかについて実験的に検討を行う.成果の公表に関しても積極的に行う予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は実験を行う予定の施設が耐震補強工事により使用できなかったため,一部必要機材を購入するに留まりほぼ研究を進めることができなかった.平成26年2月に使用する施設の工事が終わったことから,予備実験を開始して平成26年度に行う予定であった実験を進める. 平成25年度に使用する予定であった内容通りに執行する.具体的には,被験者料,測定補助の人件費,消耗品,学会発表にかかる旅費などである.
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