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2013 Fiscal Year Research-status Report

日常生活に科学リテラシーを生かす教材の開発と実践ー跳び箱の恐怖心をなくすー

Research Project

Project/Area Number 24650516
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

林 英子  千葉大学, 教育学部, 准教授 (40218590)

Keywords理科の活用 / 慣性の法則 / 跳び箱運動
Research Abstract

科学リテラシーの一つである慣性の法則を、跳び箱を飛ぶことの恐怖心をなくす点において体育の学習に生かせるのではないかという仮説を検証することを目的に研究を行っている。具体的には実際に跳び箱の下をくぐり抜けながら物体を打ち上げる台車を作成し,それを観察することで助走を殺さずに真っ直ぐ上にジャンプすれば良いことに気がつくという、効果を確認することである。
本年度行ったことは以下の2点である。
①実寸大観察教材の改良:昨年までに作成した実寸大の教材は、ボールの打ち上げ高さの不足および台車の走行において課題があったため、今年度は打ち上げ方法の変更について検討を行った。打ち上げ高さについては、改善されつつあるが、台車の走行および打ち上げ位置については、課題が残っている。
②アンケート調査:跳び箱に恐怖心を感じる場合の理由について調査を行ったところ、今までに考えていた跳び箱の高さへの恐怖心で助走を減速してしまうことに加え,助走の歩数の調整がうまくいかないことも減速の原因となっていることが明らかになった。こちらについても理科の視点から役立つことはないか検討課題となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

実寸大の観察用具の作成において、跳び箱の下をくぐる打ち上げ台車の作成にいまだ難航している。跳び箱の下をくぐり抜けられるサイズの台車において,速度が人の走る速さまで到達しないこと,床面の影響で走行にぶれが出てしまうこと、および、ボールの打ち上げ位置に困難があるためである。このため、演示教材を観察しての調査まで到達していない。

Strategy for Future Research Activity

実演装置を完成させ慣性の法則の演示をできるようにした後,演示を観察することが跳び箱運動の遂行に与える効果について検討する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

演示実験器具の開発の遅れにより、演示補助のための研究補助者のへの謝金の支出、および、演示における投影機器の購入をせず、次年度に繰り越ししたため。
①実演装置を構成する走行台車および打ち上げ装置の改良,②実演装置の完成後の演示実験のための補助者および被験者の謝金,③演示投影用のプロジェクターおよび携帯用スクリーンの購入,④演示観察前後のアンケート調査の情報入力者の謝金、⑤映像保存用の機器の購入

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 日常生活に生きる理科-体育の跳び箱への活用の可能性をさぐる-2013

    • Author(s)
      林 英子、黒川節子
    • Journal Title

      千葉大学教育学部-附属学校園間連携研究報告書

      Volume: 平成24年度 Pages: 43-44

URL: 

Published: 2015-05-28  

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