2014 Fiscal Year Research-status Report
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24652040
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
羽田 康一 東京藝術大学, 美術学部, 講師 (30240724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 好則 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (50295458)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | エクフラシス / エクプラシス / 第二期ソフィスト / フィロストラトス / ピロストラトス / エイコネス / イマーギネース / カッリストラトス |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度もフィロストラトス『エイコネス』の翻訳註解を進めた。これまでは研究課題名に示したようにギリシア絵画史の視点を重視してきた。しかし註解作業の中で、古来識別されてきた4人のフィロストラトスのうち最も優れた一人の手になると目される『エイコネス』(およびその「孫」による『エイコネス』)以外の全作品──『テュアナのアポッローニオス』『ソフィスト列伝』『ヘーローイコス』『体育論』『書簡集』「ディアレクシス」「ネロー」──、さらにはパウサニアース、ルーキアーノス、アキッレウス・ターティオス、ヘーリオドーロス、カッリストラトスなどのエクフラシスについても包括的に知る必要が痛感されたため、それらの読解にも時間を割いた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
『エイコネス』の翻訳註解に手間取ったため研究期間を一年延長した。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度『エイコネス』に一応のまとまりをつけた上で、その後もフィロストラトスとエクフラシスについての研究を継続する所存である。本研究で予定していた海外研究者との共同研究は、その中で果たしたい。
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Causes of Carryover |
研究期間内に『エイコネス』の翻訳註解を仕上げるため、研究期間を一年延長した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究代表者、研究分担者、研究協力者の物品購入費に充てる。
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