2012 Fiscal Year Research-status Report
「多読to読書」:YA文学を利用した英語多読教育から生涯教育への橋渡し
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24653233
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Research Institution | Hokkaido Information University |
Principal Investigator |
荒木 陽子 北海道情報大学, 経営情報学部, 講師 (90511543)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ヤングアダルト文学 / 生涯教育 / クロスオーヴァー文学 / 英語多読教育 |
Research Abstract |
1.文献調査 (1)研究実施計画に基づき北米で出版された書籍,研究論文等を入手し,文献調査を行い、日本においてこれまでまとまった研究が行われていない北米英語圏におけるYA文学の定義および理論について研究した。 (2)1.(1)の研究をもとに、代表的なYA文学をリストアップした。 (3)1.(1)の結果、一般にYA文学として取り扱われるものの中でも、若年者同様に「おとな」もマーケティング対象とし、よりひろい読者層にアピールする「クロスオーヴァー」作品の有効性に着目するに至る、その一端として研究発表「クロスオーヴァー小説として読むバッジ・ウィルソン著、『ハイストリートの家』」(日本アメリカ文学会東北支部3月例会平成25年3月2日、於・東北大学)にまとめた』 (4)1.(3)の内容を平成25年度3月に発行予定の論文、「『児童・ヤングアダルト文学者』が描く『高齢者』:バッジ・ウィルソンのクロスオーヴァー短編小説」『敬和学園大学人文科学研究所年報』(no.11)の一部にまとめた。 2.「多読to読書」実証研究 (1)1.(2)の結果今後の実証研究のために、北海道情報大学図書館に多読図書および代表的なYA文学を配置した、図書館における配置に関しては、図書委員会、図書館職員の協力を得、学生の目につきやすいカウンター前に配置することを目標とした。(配置位置については、図書館の都合で現在では一定の期間を過ぎると学生の目に付きにくい位置に移動するシステムとなっているため、今後も交渉が必要である。) (2)2.平成24年度前期後半に、北海道情報大学1年生の研究対象グループ(2クラス)、約80名に対して多読学習を、基礎英語の授業野部を使い導入した』
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成24年度始業直後に妊娠し、同年10月末より産事・育児休業に入り、現在も育児休業中であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
妊娠・出産に伴い、平成24年度実施を予定していながら、実行できなかった事項(学生用ツールとしてリストアップ作品のオンライン化、北米学校教育におけるYA文学使用の状況の研究など)があるため、平成25年度復帰後に、原則的にはこれら事項を継続研究する予定である。しかし平成26年1月末まで育児休業であり、実証研究では対象グループに十分な持続指導を行うことができないため当初予測されたような結果を得ることが困難なものと思われる。そのため、今後は平成26年度以降の研究方針の変更(理論中心の研究への転換)に関しても考えなければならない。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
前年度実行できなかった事項を優先して継続研究する予定であり、繰越予算は当初予定では平成25年度に購入予定の追加分の多読用図書、YA文学の購入およびそれらを利用した実践的研究に先駆けて、平成24年に実施できなかった北米学校教育におけるYA文学使用の状況の研究および学生向けオンライン・ツールの作成に必要となる書籍の購入、他図書館からの文献貸借、およびその旅費などに使用する予定である。
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Research Products
(1 results)