2013 Fiscal Year Annual Research Report
血中好酸球増多に相関するIL-33遺伝子発現亢進の天然物由来抑制薬の同定
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24659474
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
福井 裕行 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90112052)
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Keywords | IL-33 / 好酸球 / アレルギー疾患 / PKCδ |
Research Abstract |
好酸球増多と伴う花粉症患者において、鼻粘膜IL-33 mRNAレベルとの相関性を見いだし、IL-33遺伝子発現抑制薬が、好酸球増多に対する抑制作用を持つ可能性が考えられた。そこで、IL-33遺伝子発現亢進機構の解明を試みた。そして、Swiss 3T3細胞をPMA刺激することにより、IL-33 mRNAレベルの顕著な上昇を見いだした。PMA刺激によるSwiss 3T3細胞のIL-33 mRNAレベルの上昇に対して、和漢薬の苦参エキスに強い抑制作用を見いだした。更に、PMA刺激によるIL-33 mRNAレベルの上昇は、PKCδ特異的阻害薬であるrottlerin、天然物由来PKCδ抑制薬であるケルセチン、マーキアイン、及び、Hsp90抑制薬である17-AAGにより抑制された。また、MEK阻害薬U0126はIL-33遺伝子発現を抑制したが、PARP-1阻害薬DPQは抑制しなかった。PMA刺激によるPKCδのY-311のリン酸化亢進に対して、rottlerin、及び、ケルセチンは強力な抑制作用を示した。苦参エキスのIL-33 mRNA上昇に対する抑制薬として、マーキアインが同定された。
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Research Products
(10 results)