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2012 Fiscal Year Research-status Report

リンパ浮腫の外科治療に新展開!~血管柄付リンパ節移植による生体修飾メカニズム探求

Research Project

Project/Area Number 24659775
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

齋藤 典子  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (80374487)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 有平  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70271674)
古川 洋志  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00399924)
小山 明彦  北海道大学, 大学病院, 講師 (70374486)
舟山 恵美  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10533630)
齋藤 亮  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (70507574)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywordsリンパ浮腫 / リンパ節移植 / 皮弁移植
Research Abstract

がん治療後、四肢に発生する二次性リンパ浮腫に対して「血管柄付きリンパ節移植術」による改善症例が近年報告されるようになった。しかしながら移植組織の及ぼす生態メカニズム解明を目的とした基礎研究は極めて少ない。本研究は当科にて確立したマウスにおけるリンパ浮腫モデルを用いて組織移植を行い、リンパ節皮弁移植組織周囲の組織学的変化、ならびに四肢リンパ流の改変を捉えることを目的としている。
まずマウス後肢リンパ浮腫モデルを作成し、無治療群コントロールとしての評価を行った。一定の期間において浮腫状態が維持されることを確認した。その後リンパ節皮弁移植モデルの作成に取り組んだが、マウスにおいて人間の鼠径皮弁のように皮弁とリンパ節を一塊として移植できる部位が無い為、皮弁とリンパ節のをそれぞれ別個として採取した上で組み合わせる必要が生じた。いくつか試行した上で、皮弁は腹直筋皮弁を使用することとした。リンパ節は腋窩と膝窩リンパ節を採取し皮弁(筋弁)先端に縫着することとした。
浮腫の程度の評価を定量化するために従来より報告のある、周径の測定を用いる予定であったが、それに加えてエコーを用いた皮下組織の厚みの評価、インドシアニングリーンを用いた蛍光イメージングによる評価も加える事した。それらの評価を組み合わせることでより適切な浮腫状態の改善の定量化が行えるようになると考えている。
浮腫モデルに「皮弁移植単独」「リンパ節移植単独」「皮弁+リンパ節移植」を行う群を設定し、それぞれにおける浮腫の改善度を定量化し、比較していく方針である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

皮弁がデザインによっては壊死などを起こしてしまうため、適切な部位の適切な大きさの皮弁(筋弁)を模索するのに時間を要してしまったため。同様にリンパ節を採取する部位の検討にも時間を要した。

Strategy for Future Research Activity

設定したそれぞれの群において一定数のマウスを用いてモデルを作成し、浮腫の改善度を定量化し比較していく方針である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

マウスの購入、試薬の購入、組織学的評価(免疫染色)
3月に購入した分に関して平成25年4月に支払いがなされるので未払い使用額が生じております。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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