2014 Fiscal Year Research-status Report
サイバーセキュリティ情報交換のためのセマンティック情報検索手法に関する研究
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24700083
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Research Institution | National Institute of Information and Communications Technology |
Principal Investigator |
高橋 健志 独立行政法人情報通信研究機構, ネットワークセキュリティ研究所セキュリティアーキテクチャ研究室, 主任研究員 (50600160)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | cybersecurity / information sharing / ontology / security |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、これまでの成果を取りまとめて評価し、paper化することに注力した。 まず、各種情報をリンクして動作する実装の改修を重ね、評価を実施し、その結果をconference paperという形にて投稿・発表した。 ("Mechanism for Linking and Discovering Structured Cybersecurity Information over Networks," IEEE International Conference on Semantic Computing, 2014年6月) 次に、この3年間の研究成果をすべて取りまとめ、Journal paper化した。("Reference Ontology for Cybersecurity Operational Information," Computer Journal, Oxford Press, 2014年10月) これらの研究成果により、各種サイバーセキュリティ情報をリンクし、必要な情報を必要な時に銃弾検索する技術について一定の成果を収めて終了することができると考えているが、本研究のために構築した実装については、もう少し改修を重ねることにより、その構造を別のpaperとして記述したいと考えている。個の作業については、2015年度への積み残しとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
今年度は投稿したpaperがすべて採録されたため、不採録による再投稿の必要性がなく、すべての作業を滞りなく終了することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は3年間の研究であり、一度終了をするものの、現在のプロトタイプの実装については今後の別の研究に活かしていきたいと考えている。 そのため、この実装の改修を重ね、その実装についてのpaper執筆作業から、新たな研究をスタートしたいと考えている。
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Causes of Carryover |
paperのうちの一つはjournalであり、出張をする必要がなかったため、予算を確保することができた。また、PCについても購入予定であったが、予想外にプロトタイプが要する資源は少なくて済むことがわかったため、新規機器の購入は抑え、仮想マシンを活用することで対応した。その結果、予算が余ることとなった
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
この予算を活用し、現在の実装の精緻化・改修を繰り返した結果について、paper化し、公表することを考えている。
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Research Products
(2 results)