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2015 Fiscal Year Research-status Report

競技者の無力感が生起する過程と要因の解明-有効な心理的介入方法の構築に向けて-

Research Project

Project/Area Number 24700679
Research InstitutionTenri University

Principal Investigator

西田 円  天理大学, 体育学部, 講師 (70440641)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2017-03-31
Keywordsセルフ・エフィカシー / 主観的 / 尺度
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、競技者が競技成績の停滞、低下によって無力感状態に陥る現象に焦点を当て、無力感状態が生起するプロセスと要因を明らかにすることを目的としている。
昨年度は、無力感の逆概念であるセルフ・エフィカシーについて、「練習場面において自己が適切な取り組みを遂行できるという確信」を“練習場面におけるセルフ・エフィカシー”と定義し、それを尺度化するための項目の抽出を試みたが、再検討が必要となった。
そこで、項目および調査実施時期の見直しを図り、再調査を実施した。
昨年度の調査では、自由記述、インタビューにより抽出された66項目の内、2件法による回答から、回答の一方の有効パーセントが85%以上の項目および行動特性を表わさない項目を削除し、29項目のみを分析の対象とした。しかし、選手が現状をどのように感じ、どのように捉えているのかという主観的な感覚は、重要な要素であると考えた。そこで、削除した37項目を再度加え、回答方法を「はい」「いいえ」の2件法から「全くそう思わない」から「とてもそう思う」の4件法に変更するなど、尺度の改定を行った。
調査の実施時期については、昨年度実施した調査では、尺度得点とパフォーマンス結果の関連を検討するため、試合当日に調査を実施した。その結果、関連は確認できなかった。そこで、再調査においては、試合期を除き、選手の負担軽減を最優先にした調査時期を選び、調査を実施した。引き続き、次年度も5月~6月に調査を実施する計画である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

尺度項目の再検討に時間を要し、また、調査実施のための日程調整が困難であったため。

Strategy for Future Research Activity

調査の実施時期を試合期としていたが、普段のトレーニング期に見直したことから、日程調整が行いやすくなった。また、すでに幾つかの大学水泳部のコーチから調査実施の承諾を得ている。

Causes of Carryover

育児のため、海外での成果発表が困難であり、また、今年度は国内の学会期間に公務が重なり学会参加が困難であったことから、そのための旅費が発生しなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

調査実施時期の見直しにより、調査の対象とする大学を増やすことが可能となるため、調査実施のための旅費に充てる。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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