2013 Fiscal Year Research-status Report
運動後低血圧時の食事摂取が全身および局所の血行動態に及ぼす影響
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24700701
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
山岡 雅子 (遠藤 雅子) 県立広島大学, 人間文化学部, 准教授 (30336911)
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Keywords | 運動 / 糖質補給 / 消化管運動 / 消化管血流 |
Research Abstract |
平成25年度は産前産後の休暇又は育児休業による中断のため,研究を実施していない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画当初の予定として,平成24年度から平成26年度までの3年間で研究課題である「運動後低血圧時の食事摂取が全身および局所の血行動態に及ぼす影響」について明らかにすることを計画していたが,平成25年度は産前産後の休暇又は育児休業による中断のため研究を実施することができず,研究期間を1年間延期することとなった。したがって,研究期間延長のため,当初の計画より進行がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
H25年度は産前産後の休暇又は育児休業による中断のため,研究を実施することが不可能であったため,H26年度はH25年度に実施予定であった研究を行う予定である.最近の研究ではフルクトース含有飲料の摂取が急性的に血圧の上昇を引き起こすことが報告されており,慢性的なフルクトース摂取が高血圧を発症するリスクがあるという研究も報告されているため,まずはフルクトースのみの影響について検討するために,フルクトース摂取後の血圧上昇が,心拍出量(CO)と総末梢血管コンダクタンス(TVC)のどのような変化によって引き起こされるのか,そのメカニズムを明らかにする予定である.その結果を確立した上で,H25年度に実験を遂行することが不可能であった運動後低血圧時のフルクトース摂取が全身および局所の血行動態に及ぼす影響について検討することを予定している.H24年度に購入した機器を用いて血中インスリン濃度の測定が可能となったため,血中トリグリセリドや血糖値といった血液パラメータも循環パラメータに併せて検討する予定である. 上述した研究計画を遂行するために,消耗品,被験者への謝金,実験補助者への謝金,研究成果発表のための学会参加への旅費等に研究費の使用を計画している.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度は食事摂取後の全身および局所の血行動態(実験1)と運動後低血圧時のグルコース摂取が全身および局所の血行動態に及ぼす影響(実験2)について検討したが,フルクトース含有飲料摂取については,実験を遂行するための時間が足りず検討することができなかった.その原因としては,1回の実験のプロトコールが約3時間半と長時間であったこと,実験条件として早朝空腹時という制限があるため,午前中しか実験を行えなかったということなどがあげられる.したがって,3つ目の実験が実施出来なかった関係で被験者代等の繰越金が生じた. 平成24年度の繰越金(149,308円)は平成24年度に実施不可能であった実験を行うための被験者代(5,340円/回×3試行×8名)に使用し,残額は血液パラメータを測定するための試薬代に充当する予定である.
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Research Products
(3 results)