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2013 Fiscal Year Research-status Report

前思春期の適応への幼児期の情動制御発達の影響

Research Project

Project/Area Number 24730612
Research InstitutionSeinan Gakuin University

Principal Investigator

鹿島 なつめ  西南学院大学, 人間科学部, 講師 (80442408)

Keywords前思春期
Research Abstract

本研究は、乳幼児期から潜在化してきた問題が、同世代集団内での社会化の課題にあたってきっかけがあれば顕在化すると考えられる前思春期(preadolescence)の発達に焦点を当てる。前思春期はその社会化の過程の結果として、青年期の臨床的問題の起源としてクライエントに語られる頻度が高い時期でもある。本研究の目的は、前思春期の抑うつ・不安などの内的問題行動の発現に関連する要因と発現を抑制する要因を、幼児期からの縦断データを追跡することによって検討することである。具体的内容として、本研究では郵送による被験児・保護者への質問紙調査を実施する。調査内容は、児童用調査としてバールソン児童用抑うつ尺度(DSRS-C)、楽しい学校生活を送るためのアンケート(Q-U)、保護者用としてChild BehaviorChecklist(CBCL)を実施する。
対象は応募者の前研究(平成20~23年度 課題番号20730465)である「幼児期の対人場面における否定的情動認知と情動制御発達の縦断的・横断的検討」に参加していただいた被験児とその保護者で調査趣旨に同意いただいた方とする。就学以降から10歳に至るまで、郵送による質問紙調査を年1回縦断的に行う。
平成25年度は、2月に対象の児童と保護者に質問紙を郵送した。今年度は小学2年生の児童と保護者が対象となる。DSRS-Cについては、昨年度小1には実施が難しいと判断し、行わなかったが、今年度より当初の予定通りDSRS-Cの実施を開始した。他、児童にはQ-Uを実施した。また保護者調査としてCBCLを実施した。3月に回収し、平成24年度データ、幼児期データと共に現在分析を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成25年度の研究計画は順調に施行された。しかし本課題のデータ分析は、平成25年度中に幼児期データ分析、投稿論文原稿化に労力、時間が割かれたため、やや進行が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

2012年度と等間隔になるよう、毎年度同時期に調査施行をするよう留意する。また研究課題の論文原稿化と並行して、データ入力、分析が迅速に進行するよう努める。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成25年度は幼児期データの統計分析、投稿論文原稿化に労力と時間が割かれたため、本課題のデータ入力、分析がやや遅れている。このため、データ入力に伴う人件費が未使用であるため、次年度使用額が生じる結果となった。
平成26年度中には、データ入力アルバイトを雇用し、次年度使用額を使用する予定である。研究者一人では、データ入力に労力と時間がかかりすぎるため、データ入力アルバイトを雇用することは迅速な結果発表のために必要である。
また共分散構造分析に関する研鑽のため、他研究者との意見交換が必要であるため、学会出張費として使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 子どもの否定的感情に対する養育者の関わり方と採用するしつけ方略との関連 -3年間の縦断的調査より-2013

    • Author(s)
      鹿島 なつめ
    • Journal Title

      西南学院大学人間科学論集

      Volume: 9 Pages: 31-45

URL: 

Published: 2015-05-28  

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