2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24730612
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Research Institution | Seinan Gakuin University |
Principal Investigator |
鹿島 なつめ 西南学院大学, 人間科学部, 准教授 (80442408)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 前思春期 / 情動制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、乳幼児期から潜在化してきた問題が、同世代集団内での社会化の課題にあたってきっかけがあれば顕在化すると考えられる前思春期(preadolescence)の発達に焦点を当てる。前思春期はその社会化の過程の結果として、青年期の臨床的問題の起源としてクライエントに語られる頻度が高い時期でもある。本研究の目的は、前思春期の抑うつ・不安などの内的問題行動の発現に関連する要因と発現を抑制する要因を、幼児期からの縦断データを追跡することによって検討することである。具体的内容として、本研究では郵送による被験児・保護者への質問紙調査を実施する。調査内容は、児童用調査としてバールソン児童用抑うつ尺度(DSRS-C)、楽しい学校生活を送るためのアンケート(Q-U)、保護者用としてChild BehaviorChecklist(CBCL)を実施する。
対象は応募者の前研究(H20~23 課題番号20730465)である「幼児期の対人場面における否定的情動認知と情動制御発達の縦断的横断的検討」に参加していただいた被験児とその保護者で調査趣旨に同意いただいた方とする。就学以降から10歳に至るまで、郵送による質問紙調査を年1回縦断的に行う。
平成26年度は、2月に対象の児童と保護者に予定通りDSRS-C,Q-U,CBCLの質問紙を郵送した。今年度は小学3年生の児童と保護者が対象であった。3月に回収し、入力、分析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
幼児期データの分析に時間がかかっており、本研究の分析がやや遅れている。 今年度には予定通りの進行にしたい。
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Strategy for Future Research Activity |
2012,2013年度と等間隔になるよう、毎年度同時期に調査施行をするよう留意する。また研究課題の論文原稿化と並行して、データ入力、分析が迅速に進行するよう努める。
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Causes of Carryover |
平成26年度は論文作成、投稿に時間を費やしたため、当初計画していた学会への出席を一つ中止した。そのため、旅費が計画通り使用されなかったため。 また、郵送による調査の回収率が60%強であるため、謝礼が当初の予定より少ない支出となっているため。 以上2点が次年度使用額が生じた理由と考えられる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
文献の迅速な保存と検索のためにスキャナー等の機材を購入する予定である。データ分析については研究者のみで行うため、時間がかかるために入力バイトの雇用は継続し、できるだけ迅速なデータ分析につなげたい。またデータ分析、当該研究目的についての知識の向上のため、学会にも予定通り参加し旅費を使用したい。
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