2013 Fiscal Year Annual Research Report
ゾル-ゲル法によるガーネット型固体電解質調製法の開拓
Project/Area Number |
24750187
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Research Institution | Hakodate National College of Technology |
Principal Investigator |
寿 雅史 函館工業高等専門学校, 物質環境工学科, 准教授 (20432164)
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Keywords | リチウム電池 / 固体電解質 |
Research Abstract |
全固体リチウム電池は、その高安全性、高耐久性から次世代リチウム電池として注目されている。様々な全固体電池用セラミックス固体電解質が報告されているが、中でもLi7La3Zr2O12(LLZ)は、リチウムイオン伝導率が高いため、多くの研究者が注目している。しかしながら、LLZは、その調製に1230℃という高温が必要なため、低温プロセスの開発が望まれている。そこで、本研究では、セラミックスを低温で調製することのできるゾルーゲル法を利用して、LLZ固体電解質の低温調製を試みた。 昨年度は、ゾルーゲル法を利用して、LLZ固体電解質を従来よりも130℃低い、1100℃で調製する事に成功した。 本年度の計画は、ゾルーゲル法によりLLZ固体電解質調製におけるリチウム原料、ランタン原料の影響を調べることであった。昨年度は、リチウム、ランタンの酢酸塩を使用していたので、本年度はリチウム、ランタン源に硝酸塩を使用した。その結果、LLZ前駆体粉末を酢酸塩を用いた時よりも、低温でLLZを調製できる事が明らかになった。
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Research Products
(2 results)