2013 Fiscal Year Annual Research Report
既設鋼橋の複合構造化によるリニューアル手法の提案とその実証的検証
Project/Area Number |
24760372
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Research Institution | Maebashi Institute of Technology |
Principal Investigator |
谷口 望 前橋工科大学, 工学部, 准教授 (90318791)
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Keywords | 維持管理 / 鋼橋の延命化 / 予防保全 / 複合構造化 / 施工性 |
Research Abstract |
既設鋼橋の老朽化対策,騒音環境対策の検討が急務になっている.そこで,老朽化した既設鋼橋に鋼以外の異種材料を合理的に配置し,橋梁を複合構造化することにより,鋼橋の補修・補強を行い,鋼橋の長寿命化を図ることを主な目的としている. 平成24年度の実施事項としては,効果を実証するために,実際の鉄道用橋梁を想定した模型による要素試験体を製作した.本製作にあたっては,実際での施工を想定した施工試験も実施した.本結果より,供用中の橋梁においても確実な施工が可能であり,また補強効果についても確認が行えた. 平成25年度は,前年度行った実験結果を再現する解析を実施した.本解析により,補強の設計に向けた提案が可能になったと考えられる.また,本成果は,土木学会講演会(全国大会),土木学会論文(複合構造シンポジウム論文,構造工学論文)や,国際会議(IABSE,ISSS)で公開を行うとともに,実際の橋梁への適用検討も現場調査を通じて実施した.
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