2013 Fiscal Year Annual Research Report
朝市の量的・質的データによる類型化および地域資源に向けた魅力と課題の構造分析
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24760417
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
森本 剣太郎 熊本大学, 沿岸域環境科学教育研究センター, 特定事業研究員 (10437915)
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Keywords | 朝市 / 地域活性化 / 地域新興 / ヒアリング |
Research Abstract |
本研究は,持続可能な魅力的ある朝市について特性導き出しこれを一つの地域資源として活用することを最終目的として,①郵送によるアンケート調査を実施し量的データを収集し,また現地調査を通して朝市の細かい特性を導く質的データを収集し,これを整理分析した2カ年の研究である. 平成24年度において郵送によるアンケート調査を行った.アンケートの結果,有効回答が少ない状況にあったが,朝市の類型化を行い,朝市には観光型と生活型,新興型と従来型などに区分した.平成24,25年度において朝市の現地調査を行い,朝市組合代表,出店者などの関係者へのヒアリングおよびアンケート調査の実施し,朝市運営における利点,工夫点,問題点など様々な事柄について収集した.また朝市に来訪する客にもアンケート調査を同時に実施し,朝市の魅力や問題点などについてデータを収集した.その結果,朝市の円滑な運営,魅力ある持続する朝市について考察した.他にも,朝市運営代表や関係者とのワークショップを開催し,互いの朝市の長所,短所をリストアップし,これをKJ法的手法を用いて整理し,朝市の問題点や魅力点について考察した.結果の一部として,朝市は試験的な商品の販売,安価にイベント事業がとりおこなえることなど,朝市は地域活性化の一つの手法だと考えられる.地域活性化の副次的な成果としも,地域コミュニティに強化,出店者や消費者の健康増進・維持などの朝市の魅力も同時に得た.本研究の成果の学会等への投稿は,今年度中に投稿予定である.
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Research Products
(1 results)