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2013 Fiscal Year Research-status Report

複数の遺伝子多型と生活習慣が肥満・生活習慣病発症に与える影響に関する疫学研究

Research Project

Project/Area Number 24790598
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

今任 拓也  福岡大学, 医学部, 講師 (20368989)

Keywords疫学研究 / 遺伝子多型 / 生活習慣病
Research Abstract

本研究は、平成23年から福岡県下のA企業の男性労働者を対象に疫学調査を実施し、遺伝子多型の解析のための血液サンプルの収集も実施している。調査対象のA企業は、3地区にまたがっており、これまでに2つの地区で疫学調査を実施した。よって、平成25年度は、残りのC地区にてこれまでと同様に疫学調査を実施した。C地区の男性労働者1733名のうち、1688名から本研究への参加および生化学データなどの健康診断データの使用の同意を得、生活習慣に関するアンケート調査を行った。また、血液サンプルも得ることができた。平成25年度を含めて、3年間で3670名のデータを集めることができた(参加率: 97.6%)。また、平成25年度までにこれまでに得られたすべての調査参加者の血液サンプルからDNAを抽出することができ、熱産生に関する3SNPの解析も終了した。データ解析については、3670名の研究参加者の10年前からの健康診断データをすべて結合することができ、前向き研究として、より詳細な解析が可能となった。これは、計画当初以上の進展である。
今後は生活習慣病は多因子疾患であり、熱産生に関する遺伝子多型のみではなく、糖尿病に関連する遺伝子多型などの関連を検討し、遺伝子要因の生活習慣病への役割を明らかにする予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

当該年度で全研究参加者数が3670名となり、当初の予定数を超えることができた。また、得られた血液サンプルについても、すべてのサンプルにおいてDNAの抽出が完了した。さらに、データについても、3670名の研究参加者の10年間の健康診断データと統合することもできた。

Strategy for Future Research Activity

当初からの予定の3SNPの解析が終了し、まずは、3SNPの肥満および生活習慣病との関連を前向きに検討する。さらに、生活習慣病は多因子疾患であり、多くの遺伝子多型の関与も報告されている。よって、さらに、解析する遺伝子多型を増やし、遺伝子ー遺伝子間、さまざまな遺伝子多型の組み合わせによる生活習慣病発症への影響についても検討する予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

当初に予定していた血液サンプルからのDNAの抽出を安価で実施することができたので、その分の支出を抑えることができた。
本研究が当初の計画以上に進展しているおり、当初予定していた熱産生に関する3SNPだけでなく、生活習慣病に関連すると考えられる新たなSNPの解析に使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Measurement of high-molecular-weight adiponectin is not useful in assesing coronary steatosis in Japanese male2013

    • Author(s)
      Takuya Imatoh
    • Organizer
      10th International Congress on Coronary Artery Disease
    • Place of Presentation
      Florence, Italy
    • Year and Date
      20131013-20131016

URL: 

Published: 2015-05-28  

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