2012 Fiscal Year Research-status Report
母乳性黄疸の発症予防のための遺伝子転写機構の解明のための研究
Project/Area Number |
24791058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
松井 克之 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (60595924)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 母乳性黄疸 / UGT1A1 / 転写活性 |
Research Abstract |
本研究は「成人におけるUGT1A1の転写調節領域および発現領域のハプロタイプ、ディプロタイプと血清ビリルビン値、各種ホルモン、内因物質、外因物質との関連性を明らかとし、in vitroでの研究結果を臨床的に確認すること」、「生後1か月児におけるUGT1A1の転写調節領域および発現領域のハプロタイプ、ディプロタイプと血清ビリルビン値、各種ホルモン、内因物質、外因物質との関連性を明らかとし母乳性黄疸の発症メカニズムを解明すること」により、最終的に母乳性黄疸でも母乳を継続可能な治療法、予防法を提唱することを目的としている。最近、UGT1A1とアディポサイトカインの関連性が報告されたことにより、新たな知見を取り入れて調査を行うめ本研究の調査項目(各種ホルモン、内因物質、外因物質)の再設定が必要となった。本研究では生後1か月児ボランティアを対象としていることから採血量に制限が生じるが、アディポネクチンの測定を追加すると当初予定していた調査項目では採血量が多すぎることとなり、児に負担が生じてしまう。このため調査項目を慎重に見直す作業が必要となった。その結果、生後1か月児ボランティアの負担を当初の予定より増やすことなく必要な調査を行うことが可能となった。また生後1か月児のボランティアを募るためには出生後退院までの間に保護者へ事前の説明が必要であり、また1か月健診の際に再度説明し了承を得た上で協力をいただくことが必要なため、これを円滑に行うために関係者への説明会を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新たな知見を取り入れるため本研究の調査項目の再設定が必要となった。本研究では生後1か月児ボランティアを対象としていることから採血量に制限があるため、慎重な見直し作業が必要であった。
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Strategy for Future Research Activity |
成人ボランティアと生後1か月児ボランティアから血液検体採取を進めていく。血液検体で血清ビリルビン値や種々のホルモン、アディポサイトカインを測定する。またDNAを抽出し、UGT1A1の転写調節領域、発現領域を6領域に分けてPCR法で増幅する。増幅産物をダイレクトシーケンス法にて解析する。これらの結果を多変量解析で解析し、UGT1A1の転写調節と優位な関連の高そうなホルモンを推定する。上記の調査結果をもとに転写活性への影響を調べていく。 成人ボランティアによるパイロットスタディーは必要最小限の人数で行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
血液検体における血清ビリルビン値や肝機能などの一般検査や各種ホルモンの測定、遺伝子解析、ボランティアへの謝礼や、情報入手・結果発表のための学術集会への参加、必要物品の購入に使用を予定している。
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