2013 Fiscal Year Research-status Report
胎盤甲状腺ホルモントランスポーターの発現と早産児甲状腺機能の関連についての検討
Project/Area Number |
24791104
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
野原 史勝 旭川医科大学, 大学病院, その他 (30431406)
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Keywords | MCT8 / 甲状腺機能 / 早産児 / 早産児一過性低サイロキシン血症 |
Research Abstract |
本研究では、胎児・新生児の甲状腺機能の成熟度と胎盤の甲状腺ホルモントランスポーターMCT8の発現量の関連性の有無について明らかにすることを目的としている。すなわち臍帯血及び新生児の甲状腺ホルモン値の推移と胎盤MCT8の発現量の関連性を検討し、早産児の甲状腺機能(視床下部ー下垂体ー甲状腺系の機能)の成熟度に応じた胎盤MCT8発現の変化による、母体から胎児への甲状腺ホルモン輸送の調節機構の有無ついて明らかにする予定である。研究実施計画では、当院で出生した新生児を対象として臍帯血及び出生後1週間毎、1ヶ月までの血液(日齢7,14,21,28)を採取し、血清freeT3、freeT4、TSHを測定するととともに胎盤MCT8の発現を評価する予定となっている。現在、73検体が収集できている。在胎週数の内訳は在胎27週未満 19例、在胎28~31週 17例 、在胎32~35週 28例、在胎36~38週 9例である。収集検体数は当初の予定数より少なくなったが、これらの73例で臍帯血及び出生後の甲状腺ホルモン値の推移、及び胎盤MCT 8の発現量の解析を進めているところである。最終年度となる平成26年度は、これらの解析を終えたのち相互の関連性について検討し、まとめる予定。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
収集できた検体数は当初の目標検体数よりも少ないが、収集した検体の解析は進めているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
すでに収集した検体の解析を進めると同時に、本年度前半は、さらに検体収集を継続しできる限りの検体数確保を目指す。年度中盤以降はすべての解析を終え、結果のまとめを行うことを目標とする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
現在、これまでに収集した検体の解析を進めているが、昨年度内に全ての検体の解析を終えることができず、一部、 解析を終えられた検体数のみに支出となった。 全検体の解析を行うための費用として、次年度使用額も含めた所要額を使用する予定である。
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