2013 Fiscal Year Research-status Report
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24791862
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
横山 勝彦 大分大学, 医学部, 助教 (90464461)
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Keywords | TGF-β2 / PKC-δ阻害剤 / 網膜色素上皮細胞 |
Research Abstract |
H24年度に施行した培養網膜色素上皮細胞におけるTGF-β2で誘導される線維性コラーゲン(I型コラーゲン)の発現が、PKC-δ阻害剤によって抑制できるか否かをI型コラーゲンのプロモーター活性やmRNA発現およびタンパク産生を指標に検討する追試を行った。結果は24年度と同様であった。PKC-δ阻害剤を用いることでI型コラーゲンのmRNA発現、タンパク産生、転写活性ともに抑制された。TGF-β2/Smad経路とのクロストークに関して解析において Smadの転写活性に対するPKC-δ阻害剤の影響を解析したところ、前年度同様にPKC-δは培養網膜色素上皮細胞においてSmad非依存的にI型コラーゲンα2鎖のプロモーター活性に関与することがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
I型コラーゲンにおける培養網膜色素上皮細胞の研究は終了したが、現在III型コラーゲンの同様の研究結果がまだ出ておらず、動物モデルでのPKC-δ阻害剤の研究に移行できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
培養網膜色素上皮細胞の研究結果をもとに増殖性硝子体網膜症の動物モデルでのPKC-δ阻害剤の有効性と安全性を検討していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
動物モデルの研究の進行が遅れたため。 次年度に動物モデルの研究を合わせて行っていく。
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